哲仙の水墨画

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新米の 虚子(書)

2008-10-28 07:44:00 | 
新米の其一粒の光かな         高浜虚子

 新米の言葉は深い考えもなく使用されるが、定義らしきものがある。生産されて当該年の12月31日までに精米され容器に入れて販売される米という。いささか疑問である。生産者が自家用に消費する場合は販売と無縁である。古米との違いは粒の表面に青みの筋があり、一見で判別できる。それの強いものを光と感じたのだろう。軟らかくて美味しい。