あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

雉の一家

2018-08-08 10:07:09 | 生き物
ヨウコたちと山道をドライブして、里に下りてきた時、ちょっと離れた田んぼでさぎがいるのを見つけました。



4羽の白鷺と1羽のアオサギが同じ方向を向いて並んで立っているのがおもしろくて写真を撮ろうと車を停めたのですが、耳ざとく気づかれて2羽飛んで行ってしまいました。ああ、残念。

 と! 変な鳥が目の前に。頭が赤い、あれはもしや?



 やっぱり、雉の雄でした。

 お、こっちに来るか?

 

 あらあ、また田んぼに入るの?

 

  と、思ったら、
  彼は、雌を迎えに行ったのでした。




「今のうちだ。さあ、おいで。」とばかり雄は



 とっとと道を渡って



 反対側の藪に入ってしまいました。





 


 おいおい、 待ってあげんのかい。
 彼女も、ぐずぐずせんと、早う行かな。

 雌は、雄以上に警戒しているようです。

 しばらくすると?



 一回り小さな雉がでてきました。それも2羽。



 ヒナを待ってたんですね。

 さあ、行くよ。

 お母さんが全速力で走り出しました。



 おかあさん、まってまって

 あ、向こうから車が!

 何とか渡り終えました。やれやれ


 ところが、またまたヒナが二羽、稲の中からでてきました。

 ああ〜、だめじゃない。おかあさん、先に行っちゃったよ。早く、早く。迷い子になるよ。
 2羽はしばらく母雉を探すようにきょろきょろしていましたが、一羽が、意を決したように渡りだしました。



 最後のあの子はどうするのか?
 「ああ、じどうしゃがくる!」 ヨウコが叫びました。
 そのとき
 残った1羽は、なんと低くはばたいて道を飛び越えたのです。

 やれやれ。
 たとえ我が子であっても、待ってやったり付き添ったりはしないのですね。自力で飛べるほど成長したなら、自分で判断して行動しなければ命を失うことにもなります。あのときカラスにでも見つかったら、あっという間につかまっていたでしょう。
 ほんの4,5分の出来事でしたが、野生の厳しさとたくましさを見せられたドラマでした。

 「さいごまでとばなかったね。」え?飛んでいったよ。
 「しろいとりよ。」
 見るとサギが1羽だけ飛び去らずに残っていました。
 ほんとだ、両方見てたのか。

 全部トリミングしていますが、思った以上に画像が粗かったです。スマホで見たときはここまで大丈夫だと思ったのですが・・・
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2 コメント

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珍しいですねぇ!(^_^)v (慧竿)
2018-08-08 14:37:54
野生の
雉の親子連れなぞは
至近距離ではナカナカ観られないです

子供達は良い運を持ってますね!(^_^)v

今日はお昼前に南の空に
彩雲が見えてましたよ!(^_^)v

よゐ事 在るかしらん!o(^-^)o
慧竿さんへ (あた子)
2018-08-10 01:34:40
今年は2回も至近距離で見たんですよ。
2回ともヨウコを連れているときです。もしかして運のいい子?
サギは敏感で、車の速度を落としただけで飛んでいきますが、雉はエンジンさえ止めなければ案外逃げないものです。昔は家の横の道を子連れで渡る姿を見かけたものですが、こんなにゆっくりと観察できたのは初めてです。

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