見て、触れて、味わって 久留米まち旅博 ３月２日開幕 ３７ツアー、初企画も登場

　野菜収穫や座禅、陶芸などを楽しむ文化体験型ツアー「久留米まち旅博覧会」が３月２日－４月２９日、久留米市内で行われる。一昨年の秋から始まり、３回目となる今回は初めての春開催。前回好評だったマイ靴づくりや女性限定競輪観戦ツアーなどに加え、石橋美術館貸し切り鑑賞ツアーやマイ学習机づくりなど初めての企画も登場。計３７ツアー（いずれも有料）が用意された。主なプログラムを紹介する。

◆地産地消

　自然と触れ合いながら久留米の食も味わえる「アスパラ収穫体験と石窯ピザ＆バーベキュー」（３月２１日、４月４日）は、すえつぐ自然農園（城島町青木島）で開催。新鮮な野菜を使った料理を食べられる。

　森光牧場（北野町金島）で行われる「牧場で味わうアウトドアグルメ」（４月２４日）でも、乳搾りなどの酪農体験と同時に、乳製品やヨーグルトを与えて育てた「筑後ミルク豚」を味わえる。「巨峰ワイン」（田主丸町益生田）で開かれる「春のプロヴァンスマイワインづくり」（４月１０、１１日）はワインづくりとランチを楽しめる。

◆美、音と食

　アートと食を同時に楽しみたければ「あなただけの美術館と楽水亭スペシャルディナー」（３月２７日）がお薦め。石橋美術館（野中町）を５組限定で貸し切り開館。鑑賞後は同美術館に隣接するレストラン「楽水亭」で夕食。石橋文化センターでは夜桜のライトアップも。

　料理店「石兆亭」（田主丸町石垣）では、「クラシックギターコンサート＆ランチ」（４月１８日）を開催。耳納（みのう）連山の自然と音楽と食を楽しむ。

　「筑後川お花見クルーズ」（３月２７、２８日）は水天宮（瀬下町）下の筑後川乗船場を出発。遊覧船で弁当を手に、菜の花や桜を観賞する。

◆職人体験

　前回好評だった「ムーンスター・デザインツアー」（４月２４日）。ムーンスター本社（白山町）で靴をつくり、「ゴムの街・久留米」を体感する。

　「籃胎漆器（らんたいしっき）のブローチ・タイピンづくり」（３月１８、２０、２２日、原古賀町の末吉籃胎漆器製作所）や「みづま刺し子でつくる藍のエコバッグ」（４月１０日、三潴町高三潴の田中昭正商店）など、伝統工芸に触れるツアーもめじろ押し。

　さらに「家族みんなでつくろう学習机」（３月２１日）もまち旅初登場。料金は３万９８００円で「まち旅」最高価格だが、オーダー家具店「ホルツマーケット」（城島町楢津）で世界で一つだけの学習机を作れる。

◆文化体感

　５００円で気軽に参加できる「ほとめき歩き」は日吉、篠山、南薫、荘島、草野、田主丸の各地区で開催。約３－４キロを歩きながら久留米の歴史や文化を学べる。

　「梅林寺で本格座禅体験」（４月２２、２３日）は、梅林寺（京町）で読経、座禅や、修行僧と同じ食事を体験する。

◆出会い系？

　東町の池町川周辺で開かれる「楽しい婚活パーティー」（４月２４、２５日）は男女各１６人を募集。４月１７、１８日には事前レクチャーを開き、婚活カウンセラーが結婚への道を伝授する。

　「おちょこ片手にＢ級グルメでハシゴ酒」（３月１４日）は、六ツ門町周辺の焼き鳥やギョーザなどのＢ級グルメ店を回るほろ酔いツアー。

　女性限定の「初めてのＫＥＩＲＩＮツアー」（３月１８、２５日）は久留米競輪場（野中町）でレース観戦のほか、選手宿舎での昼食もある。

■案内・問い合わせ先

「久留米まち旅博覧会」の詳しい内容は、久留米市役所などで配布しているガイドブックに掲載。久留米観光コンベンション国際交流協会ホームページ（http://www.kttnet.co.jp/kurume-convention／）でも見られる。

　予約受け付けは１５日午前９時から。予約、問い合わせはまち旅博覧会事務局（同協会内）＝０９４２（３１）１７３０。

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