新世界旅客鉄道本部

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正月の景色

2017年12月27日 01時10分02秒 | つまらない日常
先週のこと。
外出する仕事があり、車で郊外へ繰り出した。
夕方近い午後の日差しで黄色と金色の間みたいな色に照らされた新幹線の高架と周辺に広がる田んぼと畦道の風景だった。新幹線の高架も田園風景も遠くまで続き、その横を走る道路も真っ直ぐ。
良く晴れて静かだった。

なんとなくと言うか、唐突にと言うか、「もう正月の景色ですよ」と僕が言い、
「たしかにね」と同行者が言った。

何が正月の景色なのか、読んでいる人にはさっぱり分からないだろう。
光の色というか、色味の雰囲気みたいなものなのではないかと僕は思う。
実家の正月を思い出しても、頭に浮かぶ景色の色味はそんな感じだ。

それにしても驚いたのは、同行者の反応だった。
僕は正直、考え方や性格とか感性とかといった類の感覚について言えば共通するものは無いだろうと思っていた。まさか「正月の景色」なんてところで同じ感覚を持っていたなんて、ちょっと面白い。

この時期、静電気が怖いからコンビニでドリンク冷蔵庫の金属の取っ手を触る時、僕は随分と神妙な面持ちとなる。
気持ち腰も引ける。
きっと、こんな感覚を共感できる人もどこかにいることだろう。




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