〇赤いリンゴに くちびる寄せて
だまって見ている 青い空
リンゴは何にも いわないけれど
リンゴの気持ちは よくわかる
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ
(一九四五年十月「リンゴの唄」作詞サトウハチロー、作曲万城目正)
戦後映画第一号『そよかぜ』(一九四五年十月)の主題歌及び挿入歌。
ラジオはNHKしかなかったから、どの家でもそれがつけっぱなしで、繰り返し、この歌を聞いていたそうです。モノクロームの世の中が突然総天然色になった。赤と青。それが現実だと言われれば、そうかもしれないという気がします。しかし昨日までの世界も実際に現実だったのでしょう。戦後、という語が現実ならば、その前は夢ということかもしれない。よく覚えていません。筆者はちょうど生まれていませんでしたから。□

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