マラソン完走への道&クロスカントリースキー上達への道

いかさしの楽しいマラソン練習や大会参加及びクロスカントリースキー大会等をレポートします。

初めての春山スキー余市岳登山と遭難体験?

2012-04-30 23:42:29 | クロスカントリースキー

いかさしのHPへ

 

余市岳スキー登山スライドショウ

 

北海道マラソンクラブに昨年スキー同好会が
出来ました。それも一気に35名もの会員が集
まりました。そのイベント第2弾として札幌
国際スキー場山頂ゴンドラ駅から札幌近郊で
は最高峰(1,488m)の余市岳へ4/29(日)にクロ
カンスキーで登るという企画がありました。
平らな所をクロカンスキーでの滑走では何ら
問題は無いのですが、一番心配だったのは急な
斜面での滑走はゲレンデテクニックの全く無い
者にとっては恐怖心で堪りません。特に帰りの
ゴンドラ駅から下のスキーセンタへの直線距離
2kmの滑走が全く自信が有りません。が、私以外
の8名のベテランの優しい助けを借りて何とか成
るさの気分で午前9時にゴンドラ(スカイキャビン8)
に乗っていざ出発となりました。
タケカンバが疎らにはえた不安定な林を下ったり
登ったりすると朝里岳(1,280m)の山頂の近くを
走行している様でした。私としては山頂が何処だか
分からず、只無我の境地で皆様に付いて行くのみ
でした。やがて”飛行場”と呼ばれる約3kmに渡る
平らな大雪原が目の前に広がってそれは見事な景色
でした。ところが強風の向い風で楽ちんなクロカン
もままならず皆様それぞれ忍耐強く難儀しながら
何とか横断出来たのです。余市岳がどっかり見える
麓に着くと低木で覆われた風のない良い場所で一休
みして、最大の難関の急斜面をスキーストックのみ
で一気に駆け上がりました。雪崩が遭ったらどう
すべかと変な事を呟いているうちに30分もすると
尾根を登り終えたようでした。この先に頂上がある
はずで、とぼとぼと頂上を探すと所々低木などが雪
に覆われその上を歩くとずぼっと埋まり冷や汗を掻
きつつ、不安な想いに駆られました。そのうちに
小雨が降ってきて、リーダの判断で頂上一歩手前で
11時40分に急いで下山することになったのです。

急な斜面の下山はそれ程楽では無かったのですが、
真っ平の”飛行場”では今度は強風が追い風ですか
ら、両手を広げて尾岱沼の潮風だけを推進力とする
打瀬舟になった気分で時々滑走して爽快でした。
そのうちに途中で待っていた先輩女史が木で覆われた
雪庇の穴で豚汁を作って待っていてくれました。
この女史に強く感謝しつつ、暫しの食事休憩と成りま
した。叉、同行していた方でジンギスカンやホルモン
を焼き食べさせてくれ、これまた思いもかけなかった
サプライズでした。ちょと残念だったのは”雪中ワイン
パーティー”が売りと聞いていましたが、厳しい昨今
から誰一人口に含めなかった事には驚愕したのです。

寒さも募りゴンドラの山頂カフェまで一気に降るべく
スタートしたのですが、段々急斜面になると何回も
自ら転び、スピードを殺しましたが、そのうちに手に
負えなくなりスキーを脱いで歩き、皆様の姿も見えなく
なりました。皆様のスキーの跡にでも付いていけば良
かったのでしょうけど、その内にスノーモービルの
下った後に付いてテクテク歩きました。そうしたら、
ゴンドラの山頂カフェから外れて、札幌国際スキー
コースの第4リフト⇒第3リフト⇒ビギナーストリート
⇒ファミリーコースをゆったり歩いて下ったのでした。
その距離約2.5kmを歩き、スキーで下った仲間と比べる
とその時間の乖離は可成り大きいです。ですので、
先に下った仲間がなかなか帰らない私を”遭難”した
と思わせてしまったのです。
”ああ、見つかって良かった!”と言わせた自分に
哀れさを感じ、山スキーの素人がとんだお騒がせを
させて申し訳ない気持ちで一杯でした。

 

いかさしのHPへ

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿