ええと、これは一昨日の・・・いやもうちょっと前の話だね。なんだか毎日あわただしくて。
4年生の卒業も近いということで、路上観察部のキックアウト飲み会(いわゆる「追い出し」ってやつだ)があったんだけど、その前にちょっと図書館でバイトをすることにした。なにしろ何かと物いりの時期だから、少しでも稼いでおかなくちゃ。
そこで、珍しいことに摩魅さんがいるのを見つけた。いや、休み中に彼女が学校にいるのはちっとも珍しくも無いけど、その場所が図書館っていうのがとても稀なことなんだ。なにしろ、図書館は禁煙なんだから。
摩魅さんは本を広げながら、でも読むでもなく窓辺に目をやりながらぼんやりしている風だった。何してるんですか、ってきいてもいいんだけど、僕と摩魅さんはそこまで親しくないっていうか、単なる顔見知り程度の間柄で、多分彼女は僕の名前さえ知らないんじゃないかと思う。でももし声をかけたら、何の屈託もなく話をしてくれるのもまた、間違いないんだけど(恐らく名前を知らないままで。)
そんなことを一瞬考えていたら視線に気づいたのか、摩魅さんがこっちをみたので、思わず僕はぺこりと頭を下げた。それを見た彼女はなんだか面白そうに笑った・・・、そうすると八重歯がのぞいてチャーミングなんだけど、ちょっと不躾な子供に「めっ」とするような顔でもあったので、僕は思わずその場を退散してしまった。
それにしても、・・・やっぱり彼女も今年は卒業するんだろうか。なんだか、今更のように思うのは、僕の知っている学校の風景っていうのは彼女も含めてのもので、さらにこれから飲み会をする4年生たちを含めてのもので、そういった人たちがいなくなっちゃうのはなんだか大事なピースのひとつが欠けてしまう様なもので、・・・つまりなんだかとても感傷的になってしまった僕なのだった。
だけどツルヒコさんのように、そんな大切な風景を沢山知っている人は、幸せだなあと思いますよ。思い出アルバムがどんどん増えて行くことでもありますからね。
ちょこちょこ見に来てたんですけど、
今日はもう、コメント書いていきます(/・ω・)/♪
かなりファンですよU・艸・U
今まで当たり前のようにそこにいた人達がいなくなるのって、風景の一部がかけてしまうような気持ちになりますよね^^*
でも、一期一会を繰り返すのが人生なのです☆
元気出して、いっぱい素敵な絵日記を更新続けてくださいね^^*
そこにいたひとが翌日からいなくなる。
学校だと卒業しても学内のどこかにふらふらしてるんじゃないかなんて思うのかもしれないですが、会社だとデスクにそのひとがいなくなってるわけでこれはかなりせつないものですねえ。
いなくなってから、誰かにそう思われてればいいなとかちょっとやらしいことを思うのです。
4年間同じキャンパスだったわたしは、毎年先輩が部室から居なくなってしまうのを悲しく、不思議な気持ちで春を迎えて……とうとう、出て行く年になっちゃいました
今年の春は、部室の女主だったわたしが消えたら、すっきりセイセイするだろう後輩の男子諸君の顔ばかりが浮かびますが……
新入りたちがやってくる春でもあることですし、最高学年、学生最後のつるしゃんは「感傷<期待」で頑張ってください
>新しい出会いが作り出す新しい風景の中
そうですね、新しい出会いもあるわけだし、去っていく人に会えなくなるわけでもないし、決して悲しむような話じゃないんですけど・・・。
でも確かに、別れを惜しむ気持ちになれるような人たちに囲まれている僕はとても幸せなんだと思います。
>たぬ子さん、はじめまして
コメントありがとうございます。
そちらのブログもすごいパワーですね!
>一期一会を繰り返すのが人生なのです
そうですね。そして良い出会いがたくさんあったことに感謝して、元気をだしたいと思います。
お互い更新がんばりましょう。
>あおひーさん、ボンソワール
>自分の会社でひとがひとり辞めるとなるだけで結構、ショックです。
考えてみたら、会社には「○年で卒業」とかないんですよね。転勤のないような会社だと、それこそ何十年のつきあい、になる可能性もあるんですね。
>いなくなってから、誰かにそう思われてればいいな
ああ、本当に、そうですね。
僕も誰かに惜しんでもらいたいです(笑。
>はりゅこさん、ボンソワール
>今年の春は、部室の女主だったわたしが消えたら、すっきりセイセイするだろう後輩の男子諸君の顔ばかりが浮かびますが……
いやいや、きっとそんなことはないですよ。
やっぱり「いるはずの人」がいないと、そしている時間が長ければ長いほど、皆に与える喪失感は大きいですよ。
でも確かに感傷とともに期待の春でもありますね。
はりゅこさんも新しい出会いに向けて頑張ってください。