本日は、赤れんが倉庫での細坪さんコンサート当日。
ツルスタから、通常だと1時間以上かかる道のりが、日曜と言うこともあり、40分で着く。
細坪さんがここでコンサートをやるようになってから、4年目。
今回が一番演奏しやすかったし、楽しかった。
リハの時、ベティーさんに写真を撮ってもらおうと思っていて、頼み損なったので、
僕がステージ上で撮ったこんな写真のみ・・・
こんなことを言うのもおこがましいけれど、野音を終えてから、確実に細坪さんは大きくなったと思う。
一曲一曲が、とてもクオリティーの高い所で、みんなの心に溶けいってゆく・・・
だから、後ろで演奏していても、楽しい。
次は京都か・・・
明日、横浜は「みなとみらい」にある赤レンガ倉庫のホールで細坪さんのコンサートがある。
僕も参加させていただくのだが、今日はそのリハーサルだった。
長く参加させていただいていると、一つの曲でもいろんなアレンジ、いろんなバージョンが出来てくる。
その楽譜を探し出すのが一苦労・・・
いつもリハ開始から1時間は楽譜捜しに費やされる・・・
こんな感じで捜す・・捜す・・
事前にそろえておいたから、時間は無駄には使わずにすんだ。
おかげで予定より早くリハは終わり、
加賀象嵌のための曲、「雨後山影」のレコーディングに取りかかる。
夜中の1時過ぎまでかかり、やっとバイオリン録音まで済む。
わりと定期的に血液検査を受けている。
今日行かないとまたしばらく行けなくなりそうだったので、
饗応離宮の日だったが、午前中の一番最後の時間に間に合うよう家を出る。
早く行って、一度戻ってから饗応離宮へ、とも思ったのだが、
結構遠く、面倒になり、なるべく遅く出て、直接饗応離宮に行くことにしたのだった。
そのおかげで昼過ぎまで何も食べられず、おなかがすく・・・
饗応離宮は25階にある。
晴れると窓が多いため、暑いのなんの・・
控え室から外を見ると、国立新美術館がすぐ眼下に見下ろせる。
リハーサルもとても暑い・・
国立新美術館の向こうは青山墓地、その彼方に陽はまた沈む。
本日のセットリスト。
1.道～ここへ（光のように波のように）
2.葡萄畑（月をつくった男）
3.Run Around the World（10人のバイオリニスト）
4.Wood Landers Dance（アルバム未収録）
5.時の旅人（TV東京開局45周年記念番組「三蔵法師の謎」テーマ曲）
6.The River of Your Heart（ネシアの旅人）
7.All on a Sand Dune（千の砂漠の夢）
ENC
8.Rape-blossom Field（月をつくった男）
そして打ち上げ！
高木社長と永島さん、Ayako
饗応離宮でディナーライブをやらせていただくようになってから、一年、
ここ半年は月に2回ずつやらせていただいている。
お客様は、初めての方もいらっしゃるが、リピーターの方も増えて来ているので、
毎回同じ曲と言うわけにはいかず、レパートリーを増やすため、最近演奏していない曲や、
一度もライブではやったことの無い曲を、掘り出して演奏し始めた。
これがとても新鮮で、面白い。
発表当時何度かやって、その後十数年演奏していなかった曲が、
今演奏すると、とても良い曲に感じたり、
バイオリンではない楽器のために書き、一度もライブではやっていない曲を、
バイオリンで演奏してみたら、全く違う曲に聞こえたり・・
今日は今月の2回の饗応離宮のために、6曲ほど今までやっていなかった曲を練習した。
こんな曲たち。
☆葡萄畑（月をつくった男）
☆On the Summer Hills（前田真三CD-ROM「丘の風景」）
☆The River of Your Heart（ネシアの旅人）
☆雲近き店（井上直久CD-ROM「イバラードの世界」）
☆汗血公路（アルスラーン戦記2）
☆雨後山影（加賀象嵌のための曲を完成させたもの）
写真はツルスタの絵たち。
前にも書いたことだけれど、僕の曲からは、風景が見える、と言ってくれる方が多い。
僕にとってはとっても嬉しい褒め言葉だけれど、この間、「Willow Farm」を聴いてくださった女性から、
「昔の懐かしい思い出が溢れて来て、涙が出た」
と言われた時に、今更ながら、あらためて、その意味を考えた。
音を聞いて、そこに風景を創造する感性の内には、センチメンタリズムが溢れている。
センチメンタリズムと言う言葉自体は、あまり良いイメージではないけれど、
「昔の懐かしい思い出が・・・」と言われて、音楽を聴き、創造する風景の中に、
生き物の特権として感じることが出来る、切ないまでの感傷を、僕はとても素敵に思う。
そして、これからも、風景を感じることのできる作品を、少しでも多く作って行きたいと思うのだ。
写真はすべて阿蘇。
饗応離宮でディナーライブをさせていただくようになってから、1年が過ぎた。
とても勉強になった一年だったし、またたくさんの素敵な方々との出会いがあった。
何人もの方が、ソロコンサートや、食とのコラボコンサートに来てくださるようになり、
緋宮さん高木さんに至っては、韓国まで僕らのコンサートを聴きに来てくださった。
そんなお二人に、感謝の気持ちを込めて、ツルスタにお招きして、（と言うほどのものではないのだが）
小さなパーティーを開いた。
永島さんは、お二人が気に入ってくださっている得意料理の「煮豚、煮卵」を作って来てくださり、
僕はとっておきのワインを開け、最後にはAyakoと三人で演奏のプレゼントをした。
ありがとう、そしてこれからもよろしく！と言う思いを込めて。
煮豚煮卵！
ワインと
音楽やね！
以前、加賀象嵌と音楽とのコラボレーションをした話を書いた。
まだ二曲なのだが、これも録音をしておきたい・・
「かぐやの夢」でチェロを録るなら、一緒に録れた方がいい、
幸いレコーディングの日にちがなかなかとれないので、これ幸い、とリアレンジを始める。
二曲とも、曲を作る時にイメージを作らせていただいたのは、象嵌の写真だったのだが、
たくさんの写真の中から、選ばせていただいたのは、偶然同じ方の作品だった。
重要無形文化財保持者、つまり人間国宝、中川衛さんとおっしゃる方。
実際に金沢で演奏をさせていただいた時に、聴きに来てくださり、お話もさせていただいた。
僕の楽曲の持つイメージについて、今回書き下ろした曲以外の曲も、
とても共感できる、とおっしゃっていただいた。
録音する一曲目は、そのイメージをいただいた象嵌作品のタイトル
「雨後山影」を使わせていただければと思っている。
写真はいただいたカレンダーをデジカメで撮影したもの。
ちゃんとした写真は［社団法人日本工芸会］の人間国宝ギャラリー、
下記のアドレスで観ることが出来る。
http://www.nihon-kogeikai.com/BD/IMAGES/4-10049-000-056-00508.html
新アルバム「かぐやの夢」音はほとんど完成、後はAyakoに1曲チェロを入れてもらうだけだ。
ジャケットやライナーの方が時間がかかりそう・・・
前のブログでこのアルバムについて触れた時、載せた写真はずいぶん以前に月食の時に撮ったもの。
あちらはまんまるのときで、こちらは少しかけてきた所・・
わからないよねえ・・・（汗）
第一会場と第二会場。
デジタルカメラならではの不思議な映像、
暗い左奥の方は色が出ず、モノトーンの世界・・
地面に書かれた「とまれ」の文字も、とが消えかけて、「まれ（稀）」な世界。
おこぼれにありつきたい黒猫も、ノルシュタインの「話の話」に出てきそうと言ったら言い過ぎか・・
そろそろかなりいい感じ・・
第三会場は津田さん宅の2階リビングとテラス！
れい子さんがたくさんおいしいおつまみを用意してくださっていた！
第四会場はツルスタ！
外に聞こえるよう完成した野音の音を爆音で流していたのだが、
その爆音をものともせず、浸りきり盛り上がる渡辺さん！
しかしあえなく撃沈！
こちらもいい夢見てる？
中村さんの頭の傍ら、ウサギの座布団は、
僕が小学生の時、学校で使うように叔母が作ってくれたもの。
物持ちいいなあ・・・
「こちら第一会場！いい感じに焼けています！」
「肉？わかりました、肉お持ちします」
