toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「カミサマはそういない」 深緑野分

2021年10月08日 | 読書日記
短編集。

「伊藤が消えた」
刹那的に生きているバカ達の話。最低な話。

「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」、「饑奇譚」
時間が延々と繰り返す物語?

「朔日晦日」
ちょっと木内昇に通じるような不思議な物語。この話がこの本で唯一の救い。

「見張り燈」、「ストーカーVS盗撮魔」
意味不明。

「新しい音楽、海賊ラジオ」
音楽の無くなった世界?


もう、この作者の作品は読まないと思う。




集英社
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「共犯者」 三羽省吾

2021年10月07日 | 読書日記
週刊誌の事件記者が探偵役のミステリかと思ったら、最後は家族の形とは・・・みたいな話になって一貫性が無い感じ。

前半はパラグラフの出だしがいつも何のことを言ってるのか全く分からないくて読んでいるうちに徐々に分かってくるという書き方になっていて、ちょっとイライラする。
物語の概要が分かってくると俄然面白くなっていく。
犯人が捕まるところまではどんどん盛り上がって行くけれど、その後は尻つぼみ。
もっとサラッと流して良かったのでは・・・・。





角川書店
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「隠居すごろく」 西條奈加

2021年10月03日 | 読書日記
還暦になり長男に商売を譲って隠居をはじめた徳兵衛。
隠居所で暇を持て余していると孫の千代太が毎日遊びに来るようになる。
千代太に振り回されて隠居生活がすごろくのように思わぬ方向に。

千代太と共に徳兵衛も成長して行く物語。
西條奈加らしい納得のラスト。





角川書店
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「スリジエセンター1991」 海堂尊

2021年10月01日 | 読書日記
「ブレイズメス1990」を読んだので完結編の本書にも手を出してみた。
大学病院の権力闘争がメーンストーリではっきり言って期待外れの内容。
こんなドロドロした駆け引きの話は全く期待していなかった。
それに、○○だからXXと言う論理が納得できない箇所が多々ある。

天城の活躍に期待していたのに残念。
これは、その後の話が先に出ていて、そこに天城が登場していないから仕方ないのかもしれないけれど・・・。





講談社
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