toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ハケンアニメ」 辻村深月

2015年06月13日 | 読書日記
訳あって連続辻村深月(って選ぶのが面倒で隣にあったのを選択しただけです)。

ハケンアニメとはその期間で覇権したアニメのことらしい。

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」ほどではないけれど、説明不充分のまま物語が始まり、しかも馴染みのない業界の話なので最初は状況がよく理解できないけれど、数ページも進むとすぐに世界に入っていける。

3章+エピローグといった構成で、各章は主人公(いずれも女性)が変わりながらの連作小説のようになっている。
1章でちらっと登場したライバルが2章の主人公になり、そこで登場したアニメータが3章の主人公。
3章が物語のメインで、色々考えさせられる内容になっている。

辻村深月らしく登場人物はみんな良い人。

表紙のイラストはどれが誰だかわからないけど、左の娘が可愛いな(笑)




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