前回の川西の「器再楽」で依頼された天目茶碗の口周りの装飾です。
ご本人は漆は苦手だと教室の場で依頼されたのですが、これは轆轤がないと難しいと持ち帰ったものです。
取り掛かりました。
弁柄漆を使って。
茶碗の口周り、丸いように見えていても、少し歪みがあって、なかなか線引きは難しいですね。
本人から金の丸粉(1gの包み)を預かったのですが、丸粉だと足らなくなりそうで、私の消粉を使うことにしました。
後の処理も消粉だと容易ですし。
預かった3点、蒔き終えました。
初めての作業、綺麗な線を引くのはとても難しいですね。
消粉、半分ほど残りましたね。
そして、二日ほど置いて、真綿できれいに磨いて。
そして、余分なところをカッターナイフで取り除いてきれいな線に仕上げて。
出来上がりました。