goo blog サービス終了のお知らせ 

金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

「器再楽」で依頼された金粉の装飾

2020-11-23 12:41:03 | 陶器の繕い例

前回の川西の「器再楽」で依頼された天目茶碗の口周りの装飾です。

 
ご本人は漆は苦手だと教室の場で依頼されたのですが、これは轆轤がないと難しいと持ち帰ったものです。
 
取り掛かりました。
弁柄漆を使って。
茶碗の口周り、丸いように見えていても、少し歪みがあって、なかなか線引きは難しいですね。

 

本人から金の丸粉(1gの包み)を預かったのですが、丸粉だと足らなくなりそうで、私の消粉を使うことにしました。

後の処理も消粉だと容易ですし。

 

預かった3点、蒔き終えました。

初めての作業、綺麗な線を引くのはとても難しいですね。

消粉、半分ほど残りましたね。

 

そして、二日ほど置いて、真綿できれいに磨いて。

 

そして、余分なところをカッターナイフで取り除いてきれいな線に仕上げて。

 

出来上がりました。

 

1点、アップで。

今度の木曜日にお渡しする予定です。

こんな仕上がりで良かったのかな。