筑波大学硬式野球部のブログ

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#10 "奮わせる"を支える (勝田美緒/心理3・舞鶴)

2021年03月12日 19時33分20秒 | 2021年 俺の話を聞いてくれブログ

 

こんにちは。3年マネージャーの勝田美緒です。
まだ話したことのないみなさん、はじめまして。
日々スーパーハウスで先人の方々のブログの批評を聞いているので、マネージャー1人目にならないことを願っています。

初めましての皆さんへ基本情報です。

大分県出身、地元溺愛です。推し球団はソフトバンクホークスです。
好きな食べ物はタコライスととり天、嫌いな食べ物は野菜(色が濃いほど嫌い)です。
少年野球では4番捕手主将ということで敵チームから異様な目で見られ続けました。
バレー部では身長が低すぎてアタッカーを1週間でクビにされ、リベロに転向して無双しました。
大学1年次はプロスピに授業時間の全てを費やし、第二外国語を落単しかけました。
大学2年次は成人式マジックを狙いましたが、寝落ちしたおかげで計画が無に帰しました。
成人式の夜は寝ないのが鉄則らしいです。皆さんご参考にどうぞ。

さて、森トレーナーに裏キャプテンと言われたんで真面目モードでいきます。

新入生担当やらバス代集めやらが担当なので、後輩の皆さんにはお金集めと叱責が生業だと思われることが多いですが、今回はまともなことを書きます。


私は、強いチームに入りたくて野球部を選びました。
理由は、私がずっと弱小チームの主力だったからです。

チームワークがズタボロだったり、1人で突っ走って誰もついてこなかったりな12年の選手生命を経て、
勝つには何があればよくて、何をすればいいのか。という永遠の課題の答えを探すためです。

強い組織の方程式を知りたくて、選手を辞めること、野球部を選ぶことを決めたのがもう3年前です。老いたものですね。
人が入れ替わる学生部活動の世界で、大量の推薦や強大な指導者がいない、それでも強いことに魅力を感じて入部しました。
すごい志を持ってる人がいっぱいいて、みんなが当たり前に同じ方向を向いてると思って、そんな崇高な人たちの強靭な
メンタルを学びたいと思っていました。


でも、全然そんなことなかったです。

1年の頃から昇進や降格をかけて練習して、
2年の秋には選手生命を絶つミーティングをして、
4年の春までに結果がなければサポートにまわる。
おまけに毎シーズン、なんなら毎クール、練習方針やチームの目指すものを話し合う。

強いチームは最初から強いわけではないのだと感じました。


そして部員も普通の人がいっぱいいました。
うまくいかなくて悩む人も、
練習して練習して、強くなろうとする人も、
なんかやる気が出なくて苦しむ人もいました。


普通の部員がつくる強いチーム。
たぶん強豪私立とは一味違って、強さの集結ではない深いチームになるし、心を奮わせるチームになるんだと思います。


ただ、私は強さを求める部内で、弱さを支えることも必要だと今は感じています。

この部内には、描いた野球人生を送っている人もそうでない人もいて、それはこの先もずっとそうです。
そんな人たちがおんなじ目標をめがけて走っているんだから、ある程度ひずみが生まれるのも仕方ないと思っています。
個人が何かと向き合ったり、選手を諦めたりすることが必要とされているのなら、その個人の支えも必要だと思います。

価値観の違いも、実力差も乗り越えて、チームが同じ方向を向くには、誰かが涙を呑んでいる現状があること。
強さの裏で、自分と、チームと向き合って、
各々が同じ方向を向けるように努力してることを知りました。



いま、威張って心理的にあーだこーだ言ってる手前恥ずかしいですが、
私自身、高校時代には闘争心が行き過ぎてバーンアウトを経験しました。

今でこそキャパオーバーなヘッドをからかっていますが、私も十分キャパオーバーなキャプテンをしてました。
そのときは何も見えていなかったけど、今グランドから一歩離れていると、自分の至らなかったところがよく見えます。
同じ部活で同じ時を過ごしていても、やっぱり1人1人、ペースは全く違います。

もちろんグランドに立つ人は、勝つことや強さを求めてガンガン進んで欲しいです。
その裏で、躓いたり、息切れたりする人に、何かできることがあればいいとずっと思っています。

自分と向き合ったり、追い詰められたりする部員に対して私が提供できるものはほぼないし、ましてモチベーションを
あげたり、バーンアウトを治したりすることはできないです。
話を聞いて、できることをしたいと思っています。



冒頭に叱責が生業だと書きましたが、私は割と愛情を持ってグサグサ言ってるつもりです。
頼る相手は誰でもいいですが、誰かを頼ることを忘れないで欲しいです。
林くん、いつでもお待ちしてます。

個人的な意見ですが、この部活は頑張り屋と自分に鈍感な人が多すぎです。
せめて自分が疲れていることくらい自分でわかってください。
マネージャー諸君もです。よく自分と向き合って活動してください。

そんなこんな、深そうなことを考えつつも、
日々、片岡主将からの薄っぺらい愛情表現をかわし、
森トレーナーには裏ボスとからかわれながら、
スーパーハウスで中川主務に就活相談をしながら毎日過ごしています。

私自身、残りの期間は最低限マネージャー業務をこなし、部員を支えるためにできることをして、残せるものを遺したい
と思っています。
できれば後輩には、“お金集めの小言がうるさい人"以外の印象を残したいです。

これが部員のやる気になるのかは謎ですが、一女子マネージャーなりに、
みんなが同じ方向を向いて勝ちを目指せるようになんかしたいよっていう話でした。

森くん、裏キャプテンらしさは出せたでしょうか。

スーパーハウスで批評されるのが非常に怖いです。
マネージャーの皆さん、優しめな評価をお願いします。



人間学群心理学類3年 勝田美緒
大分県立大分舞鶴高等学校出身

コメント (2)
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