日本で最初に原子力の灯がともった地、そして10年前に日本で最悪の原子力産業の事故が起きてしまった地、茨城県東海村で「六ヶ所村ラプソディー」の上映とトークイベントがあります。
日本各地で数百回の上映が行われている映画ですが、上映されるべき地での待望の上映会ではないでしょうか。
以下、主催者からのメッセージを転送です。
ぜひ。
>>
[日時]2009年5月17日(日)
開場13:00 開会13:20
【映画上映】 13:30-15:30
【リレートーク】15:40-16:40
①原子力資料情報室 沢井正子氏
②東海村村議 相沢一正氏
③茨城大学教授 河野直践氏
17:15頃終了予定
[場所]東海文化センターホール
http://www.mito-kouiki.com/sisetu/tokaimura/h-tokai.htm
東海村船場768-1
*JR常磐線東海駅下車、徒歩15分
*常磐自動車道那珂ICから車で15分
[料金]1,000円
[主催]「六ヶ所村ラプソディー」上映実行委員会
[連絡]Phone&Fax.029-282-3619
参加・賛同カンパをお願いします。
団体一口3,000円/個人一口1,000円
郵便振込口座番号00190-7-547674
口座名 脱原発とうかい塾
1999年9月30日。あの日、あの時、あなたは、何処で何をしていましたか?
おそらく、ほとんどの方は覚えていないでしょう。私は、仕事中でした。当時勤めていた食材卸会社で構内作業中。クルマのラジオを点けっ放しにして。
午後2時頃だったと思います。IBS(茨城放送)が報じました。「国道6号線、国道245号線、国道349号線、常磐高速道が全面通行止。東海村のJCOで事故が発生し、微量の放射線が漏れた模様」。
仕事の手が止まりました。「全面通行止? 微量の放射能? そんなハズは無い!」。たとえ漏れたって微量なら隠し通して来たのに、いきなり国道の全面通行止。「何かとんでもない事が起こっているに違いない」と確信しました。チェルノブイリやスリーマイルが頭をよぎったのは、私だけでは無いはずです。
死者2名を出した、東海村JCO臨界事故。「日本の原子力史上最悪の」と、形容されます。しかし私達地元住民にとっては、そんなコトバではとても割り切れない。
ただそこに住んでいただけで、仕事をしていただけで、居合わせただけで、通りがかっただけで、全ての人が否も応もなく突然「当事者」にさせられてしまった。私たち一人一人のなかでそれぞれのリズムを刻む「時間」に、共通の明確な「楔」が強制的に打ち込まれた日、それがJCO臨界事故なんです。
あれから10年。あの事故を風化させない為にも、そして原子力と地域社会について改めて考える為にも、『六ヶ所村ラプソディー』の上映会を東海村で開催します。06年にこの映画が公開されてから、全国各地で上映会が行われていますが、茨城の県北地域で行われるのは、今回が初めてです。
実は映画が公開された時、「東海村でやらないか」との話がありましたが、その時は実現に到りませんでした。こちらの準備不足もありましたが、何より「生々しすぎる」のです。実際「もう、蒸し返してくれるな」という声も村内にはあります。しかしだからこそ、私たちはこの地でやろう、と考えました。
実行委参加への呼び掛け文には、次のように記されています。
「『六ヶ所村ラプソディー』という映画は、原子力が持ち込まれたことによる地域の苦悩を、分かりやすく描いています。その苦悩をどう解決するかは、観る人のそれぞれにまかされており、原子力と地域をめぐる話し合いのきっかけを提供しているように考えられます。六ヶ所村と東海村は歴史の違いはありますが、どちらも『原子力の村』となってます。しかもどちらも再処理工場があり、これからプルサーマルや新原発の設置などがあらわになるかもしれません」
「東海村における原子力と地域の問題を考えるうえで、この映画は一つの材料を提供すると思いますし、脱原発の意見を持っているわけではない住民の方々にも、多く集まって観ていただけるのではないかと思います」
2月8日、盛岡で「六ヶ所村ラプソディー東日本サミット」が開催されていた時、東海村では「STOP温暖化! 廃食油を燃料へ 地産地消で地域活性化」と題した企画が行われていました。
休耕地に菜種を栽培し、食用油を生産して地域で消費し、廃食油をバイオディーゼル燃料に転換して地域で利用する。NPO法人「東海村菜の花エコプラン」によるこんな事業が、今年から村の政策として実施されます。
原子力に頼らない地域再生をどう創るか、私たちも模索しています。原子力発祥の地から、原子力政策を問い直す「東海村の挑戦」を、私たちは創っていきたい。
5月には菜の花は終わってしまいますが、ぜひ東海村に来て下さい。あなたの目で、あなたの耳で、そしてあなたの肌で、何かを感じて頂ければ幸いです。
多くの方のご支援、ご協力をお願いします。
市民講座ハチドリの会 中村豊
日本各地で数百回の上映が行われている映画ですが、上映されるべき地での待望の上映会ではないでしょうか。
以下、主催者からのメッセージを転送です。
ぜひ。
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[日時]2009年5月17日(日)
開場13:00 開会13:20
【映画上映】 13:30-15:30
【リレートーク】15:40-16:40
①原子力資料情報室 沢井正子氏
②東海村村議 相沢一正氏
③茨城大学教授 河野直践氏
17:15頃終了予定
[場所]東海文化センターホール
http://www.mito-kouiki.com/sisetu/tokaimura/h-tokai.htm
東海村船場768-1
*JR常磐線東海駅下車、徒歩15分
*常磐自動車道那珂ICから車で15分
[料金]1,000円
[主催]「六ヶ所村ラプソディー」上映実行委員会
[連絡]Phone&Fax.029-282-3619
参加・賛同カンパをお願いします。
団体一口3,000円/個人一口1,000円
郵便振込口座番号00190-7-547674
口座名 脱原発とうかい塾
1999年9月30日。あの日、あの時、あなたは、何処で何をしていましたか?
おそらく、ほとんどの方は覚えていないでしょう。私は、仕事中でした。当時勤めていた食材卸会社で構内作業中。クルマのラジオを点けっ放しにして。
午後2時頃だったと思います。IBS(茨城放送)が報じました。「国道6号線、国道245号線、国道349号線、常磐高速道が全面通行止。東海村のJCOで事故が発生し、微量の放射線が漏れた模様」。
仕事の手が止まりました。「全面通行止? 微量の放射能? そんなハズは無い!」。たとえ漏れたって微量なら隠し通して来たのに、いきなり国道の全面通行止。「何かとんでもない事が起こっているに違いない」と確信しました。チェルノブイリやスリーマイルが頭をよぎったのは、私だけでは無いはずです。
死者2名を出した、東海村JCO臨界事故。「日本の原子力史上最悪の」と、形容されます。しかし私達地元住民にとっては、そんなコトバではとても割り切れない。
ただそこに住んでいただけで、仕事をしていただけで、居合わせただけで、通りがかっただけで、全ての人が否も応もなく突然「当事者」にさせられてしまった。私たち一人一人のなかでそれぞれのリズムを刻む「時間」に、共通の明確な「楔」が強制的に打ち込まれた日、それがJCO臨界事故なんです。
あれから10年。あの事故を風化させない為にも、そして原子力と地域社会について改めて考える為にも、『六ヶ所村ラプソディー』の上映会を東海村で開催します。06年にこの映画が公開されてから、全国各地で上映会が行われていますが、茨城の県北地域で行われるのは、今回が初めてです。
実は映画が公開された時、「東海村でやらないか」との話がありましたが、その時は実現に到りませんでした。こちらの準備不足もありましたが、何より「生々しすぎる」のです。実際「もう、蒸し返してくれるな」という声も村内にはあります。しかしだからこそ、私たちはこの地でやろう、と考えました。
実行委参加への呼び掛け文には、次のように記されています。
「『六ヶ所村ラプソディー』という映画は、原子力が持ち込まれたことによる地域の苦悩を、分かりやすく描いています。その苦悩をどう解決するかは、観る人のそれぞれにまかされており、原子力と地域をめぐる話し合いのきっかけを提供しているように考えられます。六ヶ所村と東海村は歴史の違いはありますが、どちらも『原子力の村』となってます。しかもどちらも再処理工場があり、これからプルサーマルや新原発の設置などがあらわになるかもしれません」
「東海村における原子力と地域の問題を考えるうえで、この映画は一つの材料を提供すると思いますし、脱原発の意見を持っているわけではない住民の方々にも、多く集まって観ていただけるのではないかと思います」
2月8日、盛岡で「六ヶ所村ラプソディー東日本サミット」が開催されていた時、東海村では「STOP温暖化! 廃食油を燃料へ 地産地消で地域活性化」と題した企画が行われていました。
休耕地に菜種を栽培し、食用油を生産して地域で消費し、廃食油をバイオディーゼル燃料に転換して地域で利用する。NPO法人「東海村菜の花エコプラン」によるこんな事業が、今年から村の政策として実施されます。
原子力に頼らない地域再生をどう創るか、私たちも模索しています。原子力発祥の地から、原子力政策を問い直す「東海村の挑戦」を、私たちは創っていきたい。
5月には菜の花は終わってしまいますが、ぜひ東海村に来て下さい。あなたの目で、あなたの耳で、そしてあなたの肌で、何かを感じて頂ければ幸いです。
多くの方のご支援、ご協力をお願いします。
市民講座ハチドリの会 中村豊