Mさんのおうちの元気ハツラツな兄弟がお参りに来てくださいました。
Mさんご一家は、お身内の方の月忌参り、お祥月参り、年回のご法事等々でお寺に度々お参りされます。
今は二人とも小学生になった兄弟も、赤ちゃんのころからお母さんに抱かれてお参りされていました。
だから、もう心得たもので、本堂に上がるとすぐに≪そよかぜ文庫≫の本棚へ。
大好きな絵本やブロックを出して、本を読んだり、組み立てたりしていい子に遊びます。
そして、すこーし飽きてきたら広い外陣を走り回ったり、転がったり、ヒヤッとすることもありますが、お会いする度にぐーんと成長している頼もしい二人のお姿に嬉しい気持ちになります。
さて、この度は・・・「ぼく、読んでみる」と弟君が言ったものですら、みんなでお経本を開いて『仏説阿弥陀経』のおつとめをさせていただきました。
すらすらと大きな声で読むお兄ちゃん。
「ねえ、どこどこ?」と一文字ずつ読む弟君。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり・・・
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり・・・
最後までじょうずにおつとめができました。
そして、お念仏。
「なんまんだぶつ、なまんだぶつ・・・・・」
心なしか私のイントネーションを真似してくれているような気がしないでもないですが・・・
おつとめのあとのご法話では、簡単に『阿弥陀経』のおはなしをさせていただきました。
「お釈迦さまが大勢のお弟子さまの前で、阿弥陀さまという仏さまのお話をしてくださっています。
はじめの方はお弟子さまのお名前が書いてありますよ。ナンダさんやアナンダさんっていうおもしろい名前のお弟子さまもいらっしゃるねえ。
今日はお兄ちゃんも弟君も上手におつとめができたから、お弟子さまのお名前のところにみんなのお名前入れてもらえるね。
阿弥陀さまはどんな時だってみんなのおそばにいてくださるからね。
これからも、いろんなことにがんばろうね。」
また一段とお兄ちゃんらしく成長したふたりのすがたに、阿弥陀さまもお釈迦さまも、ひいおじいちゃまもよろこばれているでしょう。
わたしも、うれしかった~~~~~~~~~