つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

木曽川の河跡湖 トンボ天国

2019-02-25 | 岐阜県

 近くを流れる木曽川にトンボ天国があることは承知していたのですが、それが日本一と言われるビオトープとは知らなかったです。昨日、笠松中央公民館で、首記のテーマで講話をされたのは、岐阜大名誉教授の箕浦先生。工学部でしたが、定年後趣味のトンボ観察や写真撮影に余生を過ごされています。そのきっかけは、中学時代の理科教師の影響。小動物と係わりあっておられます。

 30種類以上のトンボが木曽川の流れが変わった後の湖に生息していることを初めて知りました。写真は、トンボのほかにカワセミなどの小動物を美しく撮られています。3日に一度は湖に出かけ、観察を継続。1988年ころがトンボは38種類で一時的にピーク。減り続けましたが、最近は他所から飛来してきたのか、48種類確認。トンボの他に食物連鎖で多くの生き物が生息し、環境庁から「ぎふ・水と緑の環境百選」、「木曽川36景」などに認定されています。

 地元の人はあまり見かけず、愛知県などから多くの人が撮影に来られているそうです。近くに住む友人から、カワセミをよく見ると聞いていますので、一度は行ってみたいところです。笠松町無動寺・江川の木曽川河川敷に広がる延べ6ヘクタールのビオトープ。1975年埋め立て工事が計画されましたが、トンボ生息地であることを知っていた先生の恩師が反対運動され、その計画はなくなりました。それから毎年トンボの観察は継続されています。

 講演の後は、友人4人と喫茶へ。その一人は前日までモロッコに行ってこられ、お土産のチョコを頂きました。包装には、フランス語、英語、アラビア語の説明が書いてあります。

 

 箕浦先生 

レジュメは5枚の写真を入れて11枚

講演会終了後喫茶でケーキを

モロッコのアーモンドチョコ


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4 コメント

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トンボ (Junjiro)
2019-02-26 20:44:59
こういう場所は、地元の人ほど知らなかったりしますよね。
それにしても48種類ものトンボが生息しているという
のは驚きです。そしてそれだけの種類を見分けられる
ということにも驚きです。
日本全体が開発に沸いていたであろう1975年に
埋め立て計画を阻止されて、貴重な自然を残して
いただいたということ感謝ですね。
返信する
池の水全部抜く (峠おやじ)
2019-02-26 22:18:53
「池の水全部抜く大作戦」という番組
https://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/
をご存知でしょうか?不法放流された外来生物(ブラックバスとかブルーギルなど)が日本在来種を食べて大量繁殖しているため、池の水を抜いて捕獲するという番組です。

この番組に笠松のトンボ池も登場しました。ライギョやブルーギル、アメリカザリガニなどがいて、ヤゴも保護したとのことでした。

ところがあるサイトによると主催者側の不手際で魚が酸欠で大量死していたとの報告が載せられていました。
https://www.j-cast.com/2018/03/14323647.html?p=all

番組の裏でずいぶんな状況が起こっていたようで残念ですが、この番組のおかげで在来種と思っていた鯉(コイ)が中国からの外来種らしいこと。また水底の泥を吸い込んで巻き上げるため水質悪化をもたらすなど清流とは無縁の魚であることも知りました。
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Junjiroさま (matsubara)
2019-02-27 16:35:47
ほんとに灯台もと暗しでした。
トンボを見分ける力は小学生以下でした。
恥ずかしかったです。

反対運動の理科の先生の92の誕生日で
あったことも不思議な因縁でした。
遺族は来ておられたようでしたが・・・
返信する
峠おやじさま (matsubara)
2019-02-27 16:41:30
サイトの紹介ありがとうございます。
実はこちらでも池の水を全部抜いて
調査がなされました。

問題も多かったのも記事の通りでした。
今年の問題は雨不足でヤゴは大丈夫
かしら、ということでした。

番組は見なかったのですが、
共通問題はありました。
返信する

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