つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

真長寺

2016-11-29 | 岐阜県

 新聞に真長寺もみじまつり最終日という記事が出ていたので、一昨日はバザーもそこそこにして、午後から出かけました。もうこのお寺の凄さは、8年も前に友人から聞いていたのです。思っていたよりずっと素晴らしく、歴史的にも見逃せないお寺でした。創建は8世紀とも言われています。正倉院文書にも登場し、釈迦如来のお顔は、定朝作の鳳凰堂の阿弥陀如来とよく似ています。銘がないため断定できないようですが、後日何か決定的なものが発見されれば国宝になると思います。今は重要文化財。岐阜県を代表する藤原彫刻。同時に藤原期の丈六釈迦像としては日本を代表とする佳品。枯山水の庭もみごとです。雨が降らなかったら、もっともみじが映えていたことでしょう。お抹茶も美味しくいただきました。

 展示されていた涅槃図は、歴史的な価値があり、他の寺の特別展にも貸し出されました。涅槃図の中に猫が描かれるのは珍しいそうです。十二天図も鎌倉時代の作が四点あります。後は、室町と江戸時代のもの。長い間、桐の箱に入れて長持ちの中に保存してあったのですが、東京芸大出で岐阜大教授の先生に見せたことより、日の目をみることになりました。芸大で鑑定され近年指定されたので、古い重要文化財図録には掲載されていません。修復に要するお金も半端ではありません。百万単位を地元の十六銀行が負担しました。

 奈良の三輪神社の二番目の末寺。代々三輪氏がご住職。地名も岐阜市三輪。1000年も同じ場所に健在しています。我が家の菩提寺も1200年前のものですが、木曽川洪水で移転しています。

 昨日の夕方、長男が名古屋出張のついでに母を見舞ってくれました。私がいてもすぐうつらうつらと寝てしまうのに、ずっと起きていました。孫の見舞いはうれしそうでした。昨日は、転院一週間ということで、お世話になっている6人との面談がありました。主治医、体のリハビリ担当、言語聴覚士、薬剤師、看護婦などです。よく見て頂いているみたいで恐縮しました。

釈迦如来像

釈迦涅槃像

枯山水

 

11/27付け 中日新聞


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4 コメント

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ご無沙汰しております (峠おやじ)
2016-12-10 10:57:05
ここのところHP開設20周年やら何やらで
バタバタしておりまして、ご無沙汰しておりました。

しかし、真長寺とはそんな凄いお寺だったのですか!
仏像のお顔は奈良末期から平安の頃のように
ふくよかですね。
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峠おやじさま (matsubara)
2016-12-10 18:10:15
お久しぶりです。
まず頂いたコメントについてですが
castle over cloudって
さっぱり分かりません。
なぞなぞみたいです。

このお寺の価値をこれまで知らず
恥じています。以前から聞いていたのに・・・

広告をされない地味なお寺なのですね。
よけい好感が持てます。
京都の仏像にひけをとりません。
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雲上の城 (峠おやじ)
2016-12-10 20:59:54
クラウドについて言及がありましたが、
自分のPCではなくインターネットに
保存するクラウドはご存知でしょうから
本来の「雲」の意味で使いました。

castle over cloud
すなわち雲の上にあるお城のこと。
竹田城とか岐阜城のような山城ですね。
備中松山城がそのスペルで紹介されていました。
ややこしい書きようをしてすみませんでした。
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峠おやじさま (matsubara)
2016-12-11 07:59:13
深く考えすぎてしまいました。
次の記事にヒントがありましたのにね。
あまりにも簡単すぎてこれは答えには
ならないと思ったのです。
ネット用語なのかと思ってしまいました。

竹田城は町老人旅行で行きました。
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