つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

贈られた歌誌

2013-05-06 | 短歌
 岐阜県歌人クラブの大会で時々お目にかかる小川さんから、今年も結社誌「池田歌人」が贈られてきました。年刊の歌誌でもう32号。32年間毎年5月に発行されています。彼女は、揖斐郡池田町でお弟子さんを指導。大活躍されています。こちらからは、「月見草」を贈っています。まだわが歌誌は、24号。年末に25号発行予定です。

 池田町には、昭和44年県史跡指定の願成寺西墳之越古墳群(がんじょうじにしつかのこしこふんぐん)があります。池田山のふもとに分布する県下最大の古墳群。横穴式石室の円墳が111基確認され、6・7世紀ごろの地方豪族の墓と考えられています。友人が近くに住むので、10年前に案内して頂きました。また、毘沙門院の境内に、樹齢500年の雲上の桜があります。エドヒガン系のしだれ桜。満開のとき行きたいものですが、また見ていません。最下段の写真はネットより。

主宰者の作品より

誰がための黙契として野山の月の夜空を雁渡りゆく

月光を天に返してゐる冬樹夜の銀いろの塔となりたり

火の如き獣の声は山のこゑしづめて今宵雪の降りつむ

城址の崖の傾りの青草にきのふを脱ぎて黄の花は咲く

幾たびの空の剥落いかづちの光となりて走りくる修羅

時雨打つ瞋恚の焔たち燃ゆる鵙も高鳴けもみぢ逆髪

未来過去常世に通ふ鞦韆に降り込む雪よ地軸かたむく 



       
        雲上の桜
コメント (4)
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