つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

けいとう

2009-09-20 | ガーデニング
 どこにでもあるありふれた鶏頭ですが、もうそろそろシーズンも終わります。赤が一般的ですが、黄色、ピンク(写真下)などもあります。熱帯アジアなどの原産。ヒユ科。日本には万葉時代 にはすでに渡来していた古株。花が鶏の鶏冠(とさか)状に見えるのでこの名前になりました。英語でも「cocks-comb」(鶏のとさか)なので この花に対するイメージは世界共通なのかも・・・花がフリルのように丸くなって咲くものや、槍のように尖るものなど、いろいろあります。写真はどちらも尖ったもの。昔は草染めの原料として利用されたようです。なお、万葉集では鶏頭は、韓藍(からあい)と詠まれています。
 私はこの花を見ると、子規の

鶏頭の十四五本もありぬべし

 という一句を思い出します。この俳句を子規が句会で最初に発表したとき、不評でした。賛否両論の論争が巻き起こり、子規没後も「花見客十四五人は居りぬぺし」としても同じではないかと言われたりもしましたが、後年是正され代表作となりました。
     
コメント (7)
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