ハイネの詩の研究では日本でトップと言われている放送大学客員教授、一條先生の退官特別講義がありました。ハイネと言えば一般に馴染みがあるのは、ローレライですが、これは、88編もある帰郷という長い詩の中の2編目のものです。作られた当初は題はなかったのですが、後に最終行からローレライと名づけられました。ハイネは国内外の旅の詩か多く、生まれはベルリンですが、パリに亡命しました。パリから数年で戻る予定が、マチルドと恋に落ちたため、バリに住み続け、ベルリンへパリ便りを送っていました。ハイネは生の苦しみ、恋の苦しみ、そして分身、つまり影武者という3本立てで詩作をしていたそうです。
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