これまで紹介してきたシリーズ本の一等最初の本。
「僕の好きな時代、僕の好きなクルマたち」(いのうえ・こーいち:えい文庫)
でござる。
あちきが小さい頃,
あちきの母君のお友達がZに乗っていた。
「たくまのおじちゃん」(当時かなり若かったと思うのでござるが,
保育園児にはみんなおじちゃんに見えた・・・)
そう呼んでいた。
かれは,玩具売り場に勤めていて(たぶん),
ぼくに,Zのミニカーをくれたりした。
とても嬉しかったなあ。
そのおじちゃんが,Zに乗せてくれた。
大牟田の延命公園近くをぐるんと乗り回してくれた。
感動だった。
何度も何度も回ってくれたように憶えている。
クルマは人に感動を与える道具なのでござる。
その後,Zは感動を与えてくれたZではなくなった。
Z32は乗ってみたが,嫌いではないよ,
でも,感動はなかった。
いのうえ・こーいちさんは,
一連のZカーのながれを冷静に分析している。
あちきが何となく感動がなくなったと云うもやもやを
いのうえ殿は見事に代弁している。
S211から始まり,
シルビアやS600,S800,SPORTS800,GT-R等々,
当時の個性的なクルマを紹介するこの本は,
TOYOTA2000GTでクライマックスを迎える。
先日,JOKER殿から頂いたミニカーと
この本をつまみに,ウヰスキーでも呑んでいるところでござる。
わお!ゆっくり呑んでいる暇なんかなかった~っ!