中学生だったかな?
光栄マイコンの「信長の野望」をやってからと云うもの,
光栄の「三國志」ものめり込んだものでござる。
ソフトは価格が高かったものの,
それでも内容が濃くて毎回,新しいモノを購入した。
ゲームの面白さもそうでござるが,
登場人物の多さ,その魅力に取り憑かれたところも大いにある。
ゲームだけでなく,書籍にも没頭し,
ゲームをしながら,登場人物の心情を空想するのが好きだった。
もう,かなりの本の数になっているのでござるが,
やっぱり買ってしまうのでござるよね。
「三国志 英雄・豪傑イラスト大辞典」(宝島社)でござる。
諏訪原寛幸氏の力強いイラストに惹かれて
購入したのでござるが,いやあ,買ってよかった。
さて,内容でござるが,
魏,呉,蜀の英傑はもちろん,
後漢の英傑についても取り上げられている。
人物の人と為り,最後の瞬間について書かれている構成は,
とても面白い。
結構,何処の誰にやられたのかは重要な問題なのでござる。
事典としては,
ちゃんとした人物事典を紐解くのが一番いいのでござるが,
ちょいと調べるには肩が凝らずに済むし,
何と云ってもイラストが素晴らしい。
呉の張昭なんか,おひょいさんでござるよ。
20年ほど前に読んだ「超・三國志 周瑜伝」(今戸榮一:訳編:KOEI)
で大好きになった周瑜でござるが,
やはりかっちょよく書かれている。
絵については,詳しく紹介できないでござるが,
オールカラーで,細かい描き込み。
人物の人柄と声が聞こえてきそう。
これはゾクゾクするほど美しい本でござるよ。