カメラが欲しくなる・・・。
タダでさえ物欲の塊なのに,この本を読んだら更に・・・。
「僕とカメラの旅物語~ノルマンディでコンタックス,な日々~」
(えい文庫:蜂谷秀人)でござる。
パラパラと頁をめくると,
ツールドフランスの写真が沢山出てくる。
「あら,失敗したかな?」
あちきは,ツールドフランスに関しての知識がゼロなのでござる。
これは,読めないかも・・・。
しかし,そんな心配は無用だった。
筆者のカメラへのこだわりが,
強烈に伝わってくる。
筆者がこれまでに手にしたカメラにレンズ,
その中には事情があって手放したモノも。
その話がとても面白い。
この手の本は,自慢話にとれるモノも多いのでござるが,
筆者の軽快な文は,
それを微塵も感じさせない。
撮ることが好きなんだなと思える。
そうして,紹介されたカメラやレンズが,
なんだかとても欲しくなる。
ソヴィエトのカメラの話なんかも,
面白かったな。
イイ本だ。