Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

潜水艦と軍艦島

2007-01-11 20:21:19 | 本・漫画・雑誌
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 潜水艦浮上のシーンでござる。もちろん嘘でござる。女神大橋を戸町側から入り,そうでござるな,女神大橋の中程まで来て,前方左側,皇后島(通称:ねずみ島)の方(神ノ島の方と言った方が分かりやすいかかな)を見ると,見えてくる防波堤(ですよね)でござる。私めは,いつもそれを見ながら「おお!潜水艦だ!」と心の中でつぶやいております。写真はみなと坂方面から撮ったもので,ちょっとそうは見えにくいかもせいれませんな。夕方はもっとそれっぽいシルエットが浮かび上がるでござるよ(申し訳ない,すごくローカルな話でござる)。
 それらしく見えるものと言ったら,長崎では「軍艦島」が思いつきます。通称「軍艦島」,本名?「端島」でござる。昔,政府広告だったかな,端島を映した映像が流れ,強い衝撃を受けたでござる。一度行ってみたいな・・・。しかし,非合法ではもちろんいけません。決まりを破ってはいけないでござるし,そこに住んでいた方々には申し訳ないでござる。でも,行きたいな・・・。船でのツアーもあったそうでござるが,行き損ねたでござる。そこで,私めは,本を読んで行った気になっているでござる。

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 左から,「軍艦島の遺産~風化する近代日本の象徴」(後藤惠之輔,坂本道徳,長崎新聞新書),「軍艦島~眠りのなかの覚醒」(雜賀雄二,淡交社),「軍艦島~海上産業都市に住む」(伊藤千行,阿久井喜孝,岩波書店)でござる。他にも色々あるのでござるが,私めはこれが好き(価格の手頃さもあり)でござる。一番好きなのは一番左の本。軍艦島の歴史や当時の生活の様子がよく書かれていて,分かりやすい。なぜか懐かしさを感じるでござる。中央の本は,時間が止まったような軍艦島の様子を写真でよくとらえています。一番右の本は,活気のあった頃の生活の様子をカメラがうまくとらえています。緊張感のある坑内の写真や,ほのぼのとした島の人々の写真など・・・。どれも宝物でござる。
コメント
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