VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

つんちゃ、危機一髪

2012-03-03 | 養生記
ドッグドックで脾臓の腫瘤を指摘され、
摘出手術を覚悟した。

本を読んでも、ネットで調べても、
脾臓の病気に予後の良い確率は少なかった。
調べていると「3分の2説」というものに行き当たり、
絶望の淵に立たされた。

脾臓の病気の内、「3分の2」は悪性で、
その悪性の内、3分の2は予後5~9か月と言われる最もタチの悪いものだ。
というのが定説らしい。

そんなことがつんちゃの身の上に突然降りかかり、
冷静な判断がくだせない。

すぐに処置していれば助かったのに。ということを後悔するのではないかと、
ガンにかかった時によく言われることだ。
それをワタシが迷ったためにつんちゃにもその後悔してもしきれないことを
してしまうのではという恐怖があった。

ラフィあみままからセカンドオピニオンが必要と指摘されたときは、
結果が覆ることはないにしても、
せめて病気の性質がタチの悪いものでなければいいということだけだった。

そして、向かったラフィあみ家のかかりつけ病院。
待合室で会ったラフィあみままのお知り合いの方は、
昨年3頭の愛犬を次々と失ったそうだ。
そのうちのひとりが「脾臓・10歳」という話が耳に突き刺さった。

まだつんちゃの検査結果が出る前のことなので、
涙目になりながら、マフィンままが今朝渡してくれた「お手製特別ご利益付きのお守り」
「マフィンはこれで2度も生還してるから、絶対効くから!」
と力強く言ってくれたそのお守りを手に汗をかきながら握りしめていた。

超音波検査の再診と、
血液検査は血球検査をさらに詳しく白血球にフォーカスして行った。
結果、院長先生ともう1人の先生の判断は脾臓は正常。

肥大も認められないし、腫瘍とおぼしきものも見当たらない。
一か所に結石が見受けられるものの問題なし。
したがって、摘出する必要性は現段階ではないとの判断だった。

すぐ傍で聞いていたラフィあみままの「クックックック」という勝利の笑いが
ワタシの目に浮かんだ涙を、それまでの悲嘆の色から喜びと安堵の色へと変えた。

ほぉ~らごらんなさい!と言わんばかりのラフィあみまま。
お陰でつんちゃは腹切りの危機一髪をラフィあみままに救われたのだった。

但し、今回のことで「脾臓の病気」の恐ろしさが身に染みたワタシは、
超音波検査の頻度を上げ、経過観察を怠らないようにすることになった。
脾臓に起こる「血管肉腫」の恐ろしさは
院長先生の話の中でも実例を挙げて登場した。
腫瘍が専門の院長先生は「最強の癌」と表現されていた。
この「最強」は2か月で命を奪うという。

そんなヤツに狙われたとわかって、打つ手があるのかどうかはわからないけれど、
とりあえず、民間療法だろうが、気休めだろうが、
できるだけの予防策をしておきたいと強く思った今回の1件。

心配くださった方々には本当に感謝しております。

今回は「最強」の当たりくじを引かずにすんだけれど、
いつロシアンルーレットに当たるかわからないので、
今後も不安を抱えつつ、的にならないようひっそり・しっかり過ごしたいと。

それにしてもお騒がせいたしました。

つん:あ~~疲れた。何の騒ぎやってんやろ?


まふ神社の御守。


飼い主が犬バカなほどご利益があるみたい?


本日のほっとショット
アンバー:とーちゃん、「OK牧場」は聞き飽きた。早く食べたい。OK出して。
ガイア:若造、アタシはもう12年、それを聞いてるのよ、まだ飽きるなんてセリフは10年早いわよ!


ガイア:10歳過ぎればとーちゃんも「ま、いっか~」ってなるから、それまで我慢しな!
アンバー:姉ちゃんはフライング許可されてるんだ?


コメント (6)
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つっきーの木