VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
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ある写真の物語

2011-09-07 | つんちゃ文庫
1枚の写真に20年もの間、ずっと魅せられるということが普通にあるのだろうか。
その写真に出会ったのは約20年前。
偶然目にした雑誌の表紙になっていた。
雑誌はナショナルジオグラフィック。
まだ日本語版が出る以前のことだ。

表紙にはライオンの親子。
どこか遠くを見つめている。
何を見ているんだろう?
一瞬にして心を奪われ、見入ってしまい、何度見ても同じ感情が湧いてくる。
撮影されたのはタンザニアのセレンゲティ国立公園、1986年。
撮影者は岩合光昭。

私は発行より数年遅れてこの雑誌を手にした。
そして、保管期限が切れるのを待って貰い受けたのだ。
それ以来、何度かこの写真を見かけるようになっていた。
そして今日、撮影者本人にサインをもらう幸運に恵まれたのだ。

銀座三越において9月7日~16日まで開催されている写真展の初日、
ご本人が登場、ギャラリートークで、
あのライオン親子のその時の状況を話してくださった。
どういうシチュエーションだったのかを聞いてみたくてしかたがなかったワタシは
これで20年来の霧が晴れたようにさわやかになった。

「僕はいい写真とか良くない写真という言い方はしません。
 好きな写真かそうでない写真というのはあります。」と仰っていた。
そして、
「好きだなと思う写真は、何枚も何枚も連写するのではなく、
 これいいな、と思った瞬間に撮れます。」と。

ワタシは下手な鉄砲だから数を打つばかりで、偶然に期待するのみだけれど、
プロが撮る写真はなぜ何度見ても新鮮で、感情移入ができるのかというのが
少しわかったような気がした。
写真家自身がプロとしての優れた感性で選び取った対象物に、すでに感情注入しているからなんだ!
と生意気にも解釈した。

ああ、それにしても、あの雑誌を初めて見た時の状況までくっきり覚えているワタシとしては、
20年間思い続けた相手にやっと告白できたような心境。。。
って、どんなだ???
写真の物語はハッピーエンド。

この雑誌はワタシの本棚の禁帯出図書であり永久保管指定である。
この度、岩合先生のサイン入りとなり、さらに階級特進された。
しかし、今まで以上にどうやって階級あげるんだって話もある・・・。


先生:どこにサインする?
ワタシ:せ、先生におまかせします。。。
で、ここに頂いた。


こちらはもともとサイン会で予定されていた写真集のサイン定位置である裏表紙に。


あれ以来、ナショナルジオグラフィックの動物写真ファンとなったワタシは、
こんな写真集が出たときも買ってしまっていた。
のめり込みやすいタイプだな。。。


今回写真展の中で一番のお気に入りがこれ。


シロクマ親子のなんとも気持ちよさそうな寝顔、



自分のペットの写真を持参すれば入場料は200円引き。
入口付近にはその写真を飾ってくれる。


ちなみにつんちゃ、こんな恰好で三越にいます。
タイトル:うちのライオン
三越と言えば出入り口のライオン像がシンボルだ。


(陰の声:毛の色はライオン色だよな~)


(陰の声:でも、ポッチャリ系は野生にはいないよ~。)


つん:え? ・・・。 ええねん、うち野生とちゃうから・・・。


興奮気味で食料品売り場へ立ち寄って、
勢いのみで「久兵衛」の出店で買ってしまった。

高っ! でもそんなにうまいかな・・・?


つん:まあ、ええやん。嬉しい日やってんやろ?








コメント
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つっきーの木