悪夢のシナリオ

2014-07-15 15:32:03 | 国際・政治
パレスチナでまた紛争が起きている。といっても圧倒的な軍事力を持っているイスラエルがガザに侵攻して、一般人の犠牲者多数を出したうえで終結するだけだろうが。。 シリア、イラクももうむちゃくちゃな状態。米軍が撤退することになっているアフガニスタンも平和には程遠い。それに比べるとウクライナの内戦はまだ色分けがはっきりしていてすっきり見えさえするが、それでも殺し合いをしていることには変わりない。なぜこんなことになってしまうのか? 思うに超大国だったアメリカがイラク戦争、そしてその後のイラク統治の失敗に懲りて世界の警察官であることをやめてしまったことが大きな理由の一つだろう。 
東アジアにおいては強大化する中国、核とミサイル開発を進める北朝鮮、中国にかどわかされそうな韓国。 中国はアメリカとの打ち合わせで、太平洋を2国で山分けしましょうよとまで言っている。南シナ海での中国の活動をみているとおそろしいことに冗談でいっているのでないことがわかる。 こんなとき安保の系譜を引き継ぐ安倍首相は集団的自衛権という手法で「戦争はしません」という日本国憲法を変えることなく日米軍事同盟を強化しようとしている。 その次のステップはというと、 軍隊を持っても戦争をしてもカラスの勝手でしょう!といえる憲法改正である。小生は、憲法改正までもう少しのところまで来てしまったなと感じている。
例えばどことは言わないが、近隣国から戦争をふっかけられたとしたら、国民の世論はあっという間に憲法改正、軍備増強に傾くことだろう。そして戦争。。。 まったく有り得ないシナリオではないと思う。 戦争を体験していない世代が国民の大多数になったいま、悪夢のシナリオは現実味を帯びてゆく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする