役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

まさかの手付かずの場所・・・、瓦礫とゴミの山、異臭・・・(その1)

2011年06月18日 23時07分21秒 | Weblog
日の出とともに起床。

イトーヨーカドーもひっそり・・・


昨日通った時は
めちゃめちゃ人が多かった街並みも
まだ静か・・・


まだ朝5時・・・・

お泊りした大森の街は静寂・・・
ゆっくりの休日
まだ起きてない状態でした。




駅に到着

でも・・・
どこの街に行こうか
まだ決めてない状況・・・

とりあえず
朝一の新幹線で東北を目指すことにしました。
東京駅に到着

あまりに人がいないので
東京駅でないようで・・・

東北新幹線の一番列車に乗ろうと
やって来たはいいけれど・・・

5時台はまだ運行して無かった・・・・

新幹線の始発って結構遅いのですね
知らなかった・・・
臨時ダイヤのせいでしょうか・・・

しょうがないので
始発の6時12分まで
自由席の一番先頭車両の入り口前で待つことに・・・

結構入線が早くて助かった。
やまびこ号に乗車
早速乗りこみ座席に着くと
次から次にお客さんがやって来て・・・
発車時刻になると車内の通路にまで人があふれ・・・

東京駅を出て上野駅に着くと
またいっぱい乗って来て
次の大宮駅でもすごいことになって・・・
10両編成の車内が
ラッシュ時のようになりました。

中には
立ちながら
サンドイッチやおにぎりを食べている人もいて
まだ朝の6時過ぎだというのに
東京という街の人の多さに驚愕するのでした。

快適に窓側に着席している私は
睡魔に襲われ・・・

気が付くと仙台をはるかに超え
北上まで来ていました。

あれほど居た乗客はどこで降りたのか
北上駅に着いた時には
空席がいっぱいで
座席数の3割程度のお客さんになっていました。

北上駅で下車。
後続のはやてこまちに抜かれ


駅の外に出てみました。

ちょうど盛岡行普通電車が発車するところ


ここから北はまた来月来る予定なので
震災の影響が比較的小さかったと報道されていた
石巻のことを思い出しました。

で、石巻に向かうことに決定しました。


次の列車まで40分の待ち時間。

現在東北各地の列車はどこも臨時ダイヤで運行中。


古川駅まで戻って来ました。


ここから陸羽東線で小牛田駅まで向かい
乗り換えて石巻まで目指すことにしました。

列車までの時間が1時間30分あったので
駅近くのジャスコに行ってみることにしました。

駅前


駅前から続く道は驚くほど段差が出来ていて
道もひび割れ・・・


この街も地震の影響が色濃く残ったままでした。

点字ブロックもジグザグになっていて


ジャスコは営業していましたが

1階の一部だけで
2階は営業開始未定とのことでした。

駐車場もでこぼこで・・・
駅に戻り
たばこで一服していると
多くの若者の姿が目に付きました。

どうやら仙台に遊びに行くらしい。

遊ぶ余裕が出来たことは
非常にいいことだと思いました。

列車は3両編成
結構混んでいました。


小牛田駅に到着

乗り換え

懐かしい旧型気動車


列車は田園風景を走行し




石巻駅に到着

ここから先の女川方面はまだ不通のまま。


代行バスも本数が少なく・・・


列車から降りると
強烈な異臭がしました。

列車に乗っているときから
微妙に匂っていたのですが
冷房装置の不具合だろうと
気にしないようにしていました。

街中に広がる強烈な異臭・・・
ヘドロと人尿の乾いた跡のにおい、
異様な体臭のにおい、
海の潮の香りがミックスしたような
強烈な異臭でした。

改札前には大弾幕


仙石線も不通のまま

電気もついていなかったので余計に暗く感じました。

改札に向かい

駅前に出てみると

やっぱり大弾幕


駅前の市役所の建物も
かなりの被害を受けていた感じが・・・

通りもぐちゃぐちゃ


駅前全体は活気があったように思いました。


市役所に入ってみると
たぶん罹災証明書の発行でしょう
結構な人の数がいました。

市役所の1階の商業施設は一部だけが営業していました。


アーケード商店街を進むと

泥などは撤去されていました。
見た目は徐々にきれいに戻って来ているのに
異臭がどこに行っても消えることが無い・・・。

自衛隊の救援車両が多く行きかい

震災後100日過ぎても
まだ生々しく
震災は続いていることを実感させられました。

電気がまだ復旧していない所が多く
一部の信号機しか機能していない状態で
信号機がいたるところで消えていました。

道路の状況を見ていても
国道と県道と市道の違いでしょうか
整備の状況が
国道の方が早いような気がしました。
まさか縦割りで・・・
利用状況の差でこうなったのでしょう
そう信じたいです。

電柱も電灯も折れたまま

割れガラスもそのまま


きっと街全体が陽気で
仮面ライダーやら009などの
アニメや特撮キャラのオブジェでいっぱいだったのでしょう。

星の子ちょびん

さるとびえっちゃん

懐かしい・・・。

街中にボートが


川の方面に向かうと商店街が一層ひどい状態で




石巻漁港に向かう橋がからくも残っていました。


歩道が片側崩れ
行きかう車が多く
ここから先は通るのをやめました。
海岸の方に道が延びていたので
岸壁まで行ってみることにしました。

川から遠くに見える景色は穏やかで・・・


しかし、近くを見ると
川面は脂が浮き


岸壁は瓦礫の山


流された家屋が
大きな樹木に引っ掛かっている場所も有り

漁港の方角は瓦礫が・・・

カモメなのか
やたらと白い鳥が飛び交い

川岸は崩れ土嚢の上にシートが張られ・・・

気になったのは
ハエが多いこと。
多いというより異常な数飛んでいました。

異臭が原因でしょうか。

先を進むと


多くのボランティア作業員が統率良く作業に当たっていました。


そんな道の傍らでは

お腹を見せた車が至る所に放置されたまま・・・


倒壊した家屋もそのまま



街中まで漁船が・・・


別のボランティアが
次の作業場に向かうようでした。

すれ違う私に
皆「こんにちは~」と挨拶してくれました。

マスクだけして
荷物も何も持ってない私が
現地の人と思ったのでしょうか・・・
頭が下がりました。

電柱の復旧作業をしている方々も随所に見受けられ


細い路地に行き場を失った車が無残にころがり


土砂が集められて土嚢みたいに集められ


まるで
港に停泊しているような漁船

ここは民家の真ん中・・・


お腹を見せていた車が多いこと・・・


30分くらい歩いたでしょうか
急に家屋が無くなり・・・

辺りの景色が開けてきました。




震災の報道を思い出しました。
地震と津波と火災で
何もかも無くなってしまった場所では・・・



自販機も無残


(その2に続く)


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