役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

普天間基地の無条件撤退を求めるケンミンのみなさんを見て思うこと

2010年05月16日 19時53分13秒 | Weblog
38年前の1972年5月15日
沖縄が日本に復帰しました。

しかし、
日本国土に復帰とはいえ
沖縄タイムズの記事によれば、
沖縄にはアメリカ軍基地が
日本にある基地全体の
約75パーセントを占めているという現状があります。

沖縄県の面積は
日本の面積の0.6パーセントしかないのに・・・。

新聞はこの部分を妙に強調している感は否めない。

まぁ、
新聞の紙面上の数字だけ見ればですが
大きな問題に見える。

ただ・・・、
私の感想はというと、
 新聞は
 民間企業の出すただの出版物にすぎない。

個人の感想文に右往左往されては
非常に危険なので
一応、信用して、
その上での自分の考えの構築になります・・・。

とその前に
ふと頭をよぎった事が理ます。
日本史の歴史教科書や
社会科の教科書では
沖縄本土復帰の日にちなど
教わった経験がない様な気がするという事。

確か・・・

沖縄は、
日本の捨石となり
戦場にさせられたといったような
悲惨な話を先生に教えられたような記憶があります。

そして
本土復帰しても
アメリカ軍を押しつけられて
県民はひどい目に合っていると・・・。
その時の授業では
具体的な数字は出ていなかったように
記憶していますが
新聞を目にするにあたり
多くのアメリカ軍基地の押しつけが
以前受けてきた教育を裏付けるような内容で
埋め尽くされているような気がしました。

新聞紙面では・・・
購入するのはタイムズが多いですが・・・、
アメリカ軍基地のことを
悪の塊、悪の権化として
毎日毎日紙面を賑わしている。

アメリカ軍基地・・・
戦争に負けて
1945年から72年の間占領の後
基地付きで復帰。
領土問題で
戦争せずに復帰するって
世界の歴史の中では
非常に珍しい事例の様な気がします。
そういった意味では
基地付きもやむ負えないと思う。
こんなことを言ったら
県民に怒られそうなので止めます。

さて、
毎日毎日紙面を賑わしている
タイムズと新報・・・、

そんな紙面の情報を信じれば
記念日や何かあれば
沖縄では県内の各地で
アメリカ軍
特に普天間基地の無条件撤退を求め
デモなど
抗議行動が盛んに行われています。

大きなものでは
県の南北中部の3箇所から
普天間のある宜野湾コンベンションセンターへ
大抗議行進が行われました。

その数約5000人とのこと。
少し盛っている感はありますが・・・。

14日金曜、
15日土曜に大きなデモがあります。

ただ、
あいにくの大雨・・・

正直・・・
梅雨のためしかたないとはいえ
性犯罪撲滅や騒音公害など
本当に困っている人々がするデモならば、
ある程度理解できます。
が、しかしながら
基地で多くの県民が働き
生計を立てているのに
反対反対のデモ・・・、
少し無常にも思えました。

ここ沖縄の那覇で報道されていることが
すべて真実であり、
新聞紙上のコラム等が
沖縄県民の総意ならば
コラムに出てくる「オール沖縄」という言葉を信じましょう。
「オール」という言葉が「全体主義」を指す言葉でないとするならば
信じましょう。

そういった思いから
微力ながら
何か力になれることがあればと
参加を思い立ち
断られてもいいので
とにかく現地入りしました。
ホント言うと
現地の状況を単に見たいという興味の方が大きいのですが・・・。

ところで、
上でも書きましたが
沖縄の歴史は学校で教わった
捨石、日本の犠牲・・・
そういったことしか知りませんでした。
あとは海がきれいな観光地という印象だけ。

ここ沖縄に実際にやって来て
住民と同じように
新聞やTV報道を観、情報を入手し
現地の人と話して行くうち・・・、
そして
時間が経って、
いろいろ頭に入って来ると
不思議な感覚に襲われてきました。

沖縄の報道機関は
大手二大新聞
「新報とタイムズ」が
県全体の98パーセントを占有していて
私が知っている「朝日や毎日、サンケイ、読売」は
沖縄では存在しない。
那覇市でもほかの市でもコンビニで売ってない。
そもそも販売店がない。
(私の知る限りです)

そして
そのニ大新聞は
「左派反日」を論調の基礎に置いている。
私の感覚では「極左」かもしれません。

そのことは
現地での様々な経験で
自然と頭に入ってきます。

憲法改正反対や反日思想、
さきの大戦で沖縄を見捨てたとする思想、
アメリカ軍との安保関係を考慮せずに
基地反対を唱える思想など
様々な問題をことあるごとに
記事にしていることも知りました。

毎日や朝日が歴史ねつ造を繰り返し
親中・親韓で
テレビも偏向報道を繰り返していることを
鑑みれば
実際に現場に身を置いて「生」で見てみないと
何が正しいのか
何が問題なのか
主義主張の本質がわからないし
新しい発見もない。

沖縄に実際に来てみて
いろいろ肌で感じたかった。

いろんなことを考えながら私は
58号バイパス線を南下して行く・・・。

集団を発見しました。
マスコミか、
協力団体か、
渋滞が発生していました。

間断なく降る雨にも負けず
カッパが雨と汗で
役に立たなくなっているように見えました。

短い間だけでしたが参加させてもらいました。

雨が更に激しくなって
誰の会話も
完全には聞き取れなくなり、
私の体のずぶ濡れが
集中力を奪い
気力もかなり低下していました。

気が付くと
バスに乗って帰途についていました。


そして今日、
16日の日曜は、
普天間基地を人の輪で取り巻く
「人の輪包囲網」の日です。

朝から大雨洪水警報が発令され
主催者側は決行するか
大変な決断を迫られたみたいです。
普通なら
「警報」という言葉に恐れをなして
中止にしていることでしょう。

一部のマスコミコメントには、
「それでもなお決行できた英断は
 沖縄の人にとって
 普天間基地はいらないという思いが
 頂点に達しているという証だ」とあります。

ただ、
一日目の昨日参加して少し気になったのは
聞き間違いかもしれないが・・・、
沖縄言葉でない関西弁の様なニュアンスが
聞こえて来る・・・
なぜ?
異国語も
チラホラと聞こえてくるのはなぜ?
なぜだろう・・・?
アジア大陸東の異国語の横断幕があったりするのはなぜ?

とにかく
そこの「生」の参加者をもう一度見たくて
朝から普天間に向かった・・・。

4km、5kmと進んで行くうち・・・、
あまりの強風と大雨に打ちひしがれ
徐々に
気持ちが萎えてしまい・・・・。

2日間連続のびしょ濡れ状態で
水虫が再発しそうな感じもあいまって
牧港を超えたあたりで
引き返してしまいました。

少し情けなかった・・・。

暴力行為無しで
何かを訴えるためには、
大きな集団で行動し訴えていくことが
とても重要だと思います。

中には非難していた方もいましたが
行動を起こさなければ
何も始まらない
何も伝わらないと思います。

そこの場所には
そこにしかない独特の感情があり
特有の思いがあるのです。

ただし、
その感情や思想の根底にあるものが
“正しい歴史認識と公正な事実認識”に基づくということが
大前提です・・・。

反日思想や捨石思想は
少々理解できない部分として残っていますが
内地でも
自虐的な反日思想に終始する母国人が多いことから
反論はせずに
とにかく沖縄の思いに触れてみたかった。

「おきなわ」特有の思いに・・・。

何度も言いますが
純粋な地元の人たちの真の「生」の感情であり、
嘘がない
ということが大前提での私の感情です。

私が知りたいのは、
表面的な感情の部分だけではない、
もっと重く、
もっと深く、
大きく根深い思いです。
それらを理解しなければ
どこかの政治家が言ってたように
「雲の上の出来事で
 住民には直接関係ないこと」
などとあざ笑うようになってしまうのです。

これでは永遠にわかり合うことはない・・・。

沖縄のみなさんの思いが
政治家のみなさんに届けばよいのですが・・・

今はそう願うのみです。

。。。。