波龍図小柄
波龍図小柄
造り込みが常に比して大振りな大小柄。桃山時代の影響が強く示された作で迫力がある。龍は竜巻を図像化したものと考えて良いだろう。海上に発生する竜巻は、まさに龍神が天に昇るように見える。近年多発している竜巻だが、古代にも当然被害を受けていた。風を巻き起こす龍は空を掻くようにして進むのだが、ここでは波の上をのし歩くような構成。波は古金工のようで地文風だが、龍神との見事な調和でここにも迫力が感じられる。
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波龍図鐔 加賀後藤
豪壮華麗な作風。太刀様式だが、打刀に備えた鐔。赤銅魚子地を背後に大きく揺れて崩れ落ちる波を文様風に描いている。
波龍図小柄
造り込みが常に比して大振りな大小柄。桃山時代の影響が強く示された作で迫力がある。龍は竜巻を図像化したものと考えて良いだろう。海上に発生する竜巻は、まさに龍神が天に昇るように見える。近年多発している竜巻だが、古代にも当然被害を受けていた。風を巻き起こす龍は空を掻くようにして進むのだが、ここでは波の上をのし歩くような構成。波は古金工のようで地文風だが、龍神との見事な調和でここにも迫力が感じられる。
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波龍図鐔 加賀後藤
豪壮華麗な作風。太刀様式だが、打刀に備えた鐔。赤銅魚子地を背後に大きく揺れて崩れ落ちる波を文様風に描いている。