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どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

LJS≠「ハンデ戦」?。

2007-11-14 | 競馬余談
写真 (「LJS2006」 名古屋ラウンド 皆川麻由美騎手(岩手))




激しいですね。。。
LJS(レディースジョッキーズシリーズ)の話です。
荒尾競馬場で行われた第2ラウンドの2戦は、どちらのレースも接戦、大混戦のレースでした。

・・・・・へっ?
これ、水沢のときの感想とよく似てるなぁ~。。。
・・・・・って、記事そのまんま!?
別に、かまけてる訳ではないです。(笑)
荒尾9レースの第1戦は、まるで良くできたハンデ戦のよう。。。
上位7頭が0.2秒差の中に。。。ワサァっっとゴール。
う~ん。。。馬券買ってた人の気持ちが分かるようですネ。
そういえば昔、中央のオークスで5頭が横一線でゴール板を過ぎたレースがありましたっけ。。。
確か、ダイナカールが勝ったレース?(間違っているかも。)
さすがに・・・そこまでは記憶が定かではないのですが。。。
それにしても、ハンデ戦でもここまで多くの馬が”馬券に絡む接戦”をするレースは珍しいでしょう。
ファンにしてみれば、”まるで展開の読めない”こういう趣のレースがもっとあっても面白いかも知れませんね。
まあ、現場関係者にとってはたまったものではないでしょうが。(笑)





結果は、名古屋の宮下瞳騎手が2レースを、2着、1着と連に絡む活躍で、総合でも単独トップに。
地元名古屋での騎乗同様に”ソツなく”まとめて”さすが女王”というところを見せてくれました。
両レースとも、比較的騎乗馬に恵まれていた牛房騎手などと比べても、宮下騎手の騎乗ぶりはとった位置取りや追い出しのタイミングなどが素晴らしく、どちらのレースも「ジョッキーで勝った(連対した)レース」と言っても過言ではないでしょう。
彼女の力量から考えれば、このまま初のレディース載冠も十分考えられます。

別府真衣騎手は、宮下騎手と同じくそのレースセンスを十分に見せてくれているように思いますが、水沢ラウンド同様に勝ち星がないのはつらいところ。
最初のレースでは1番人気のテイエムヒトツボシ号に騎乗したものの、外枠が響いてか先行3番手からの競馬で伸び切れず。
無難にまとめるところはさすがですが、勝ちにいくにはある程度のリスクも必要でしょうか?

山本茜騎手は、どちらも比較的有力馬に騎乗して、7着、2着。
とはいえ、どちらも差のない競馬。
たぶん指示通り、読み通り、意図通り、の競馬ができているように見えますので、やはりこの後のレースも見逃せない一人でしょう。

あと皆川麻由美騎手。
騎乗馬を見て、今回は前回の貯金を使い果たしてしまうかのように思っていましたが、なんのなんの。。。
2レース目では、最低11番人気のサチノイチモンジ号を3着に持ってくる離れ業を披露し、総合優勝圏内を死守。
このレースでは、最内の1番枠から一旦最後方近くまで下げて、3コーナーからゆっくりと進出、ポッカリと空いた最内の経済コースを突いてくるというベテランジョッキーのようなシャレたことをやってくれました。
最後の別府真衣騎手との3着争いの追い比べでは、とても最低人気とは思えない馬の末脚を引き出しました。
去年から思うのですが、彼女、けっこう数を乗せたら良い味出すようになるのかも?
その華奢な体つき、軽そうな?雰囲気から、なかなか信頼しきれない感じがしてしまうのですが、ベースはしっかりしたものがあるように思います。
人気馬に跨ると、過度に緊張してしまう部分があるのかも知れません。
彼女はこういった穴馬にもっと乗せたら面白そうなジョッキーですね。





このあたりまでが、総合優勝圏内でしょうか?
とはいえ、まだまだ大混戦にでもなれば、下位ジョッキーにもチャンスはあるでしょう。
奇しくも、私がこのシリーズが始まる前に予想した”実力者”(と勝手に思っている?)3人が、やはり上位に食い込んできています。


戦前の「LJS」の予想
        → 「今年もレディースジョッキーズシリーズ開幕。」


とはいえ、走るのはやはり馬。
騎手の腕が順位の全てではないでしょうが、やはりこの3人は、どんな馬に騎乗しようともスムーズにレース運びができるジョッキーように思えます。
最終ラウンドは、浦和。
地元の牛房騎手、平山騎手にとっては乗り慣れた左回りの競馬場です。
もしかしたら、場慣れしてきたJRA2人の一発逆転もあるかも知れません。
皆川騎手も含め、ますます見逃せない最終ラウンドになってきました。
個人的には、是非とも我が地元名古屋の誇る2人に頑張って頂いて、ワンツーフィニッシュ・・・となってもらいたいのですが。。。
でも相変わらずあのふたりの間には、バチバチ火花が飛び散っちゃってるようにも見えますね。
とても仲良くワンツー、とは行かない雰囲気です。(笑)
あの二人の”やるかやられるか”は、名古屋でも同様。
あの二人が出るレースは、毎回コースが焦げ臭くなってしまいますから。(笑)
そう思えば、それが毎日見られる名古屋は「女性騎手ファン?」には贅沢な競馬場なのかも知れませんね。





まあ、とにもかくにも、このレディースジョッキーズシリーズ。
最終的に誰か勝つことになろうと、そんなことよりも、毎レース毎レース馬券的には難解極まりないレースです。。。ホント。
それもまた、楽し・・・・・かな?








それでは、また。














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