テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



バルチカで思い出したこと。

4年ほど前、マーブルでのロシアツアー中、外国人観光客が多く泊まる立派なホテルに戻ったとき、深夜といってもいい時間帯で、ごはんを食べる店がなかったか、疲れ果てていたかの理由で、部屋でポテチとビールを飲んでそれが晩御飯だったことがあった。

そのときに飲んだバルチカは3番だったか5番だったか、覚えていないが、ホテルの外に出て買った店がいわゆるキオスク。小窓から首をつっこんで店内を眺め、指定して買う。ホテルの部屋に栓抜きがあったかどうか覚えておらず、缶ビールが欲しくて「カン」、「キャン」、とか一所懸命訴えたり、「プシューッ」、とかいうジェスチャーで主張するも、苦虫かみつぶしたような店員の顔色は変わらず(ロシアではこれが普通)、仕方なく瓶入りを持ち帰った。幸い、部屋にあった栓抜きで飲めた。キオスクでは、バルチカ1本の値段が数十円という安さに驚いた。ロシアでもホテルの中で注文すれば、数百円に跳ね上がる。日本のロシア料理店で飲むと800円から1,000円くらい。実に10倍の価格差。

日本のロシア料理店でバルチカを頼むたびに、「クーッ、現地のキオスクで買えば数十円なのに」と思い返され、薄暗いホテルの部屋で独りバルチカを飲んだ思い出がよみがえる。

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