9月11日 水曜日 のち
職場への行き帰り、多くの場所で田んぼの真横を通る。
稲刈りをしている、または直後の田んぼから稲の良い香りがする。
実家地域は山と川、田んぼと畑しかない山間部。
小学校が下流に移ってから加速度的に過疎化が進行した。
実家の近辺も売地や貸地だらけ。
田畑を放棄して村を出た者も多く、耕地は草ぼうぼうの荒れ放題になっている場所も多い。
学生の頃は駅から家までの間で稲の香りを楽しんでいたものだが。
街道沿いに並んでいた家々も歯抜けが目立つ。
今はそんな感じだ。
家が無くなると帰って来る意味が無くなるからか、今年のお盆は静かなものだった。