Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

損をしたムラ

2019-06-15 23:59:56 | つぶやき

和田の街 

 

 ちょっと手土産に、と思って遠山まで走った。和菓子どころ飯田で間に合わせればよいものを、好き好んで遠山まで足を伸ばすわたしをみて、妻はもの好きだと思っているようだ。確かに我が家から遠山まで走ると、ちょうど片道50キロほど。伊那から飯田まで手土産を買い求めに行くようなもの。そのくらいなら、ほかに代用品があるだろう、というわけだ。とはいえ、遠山まで足を伸ばす際は、ある程度数多く購入するとき。合わせて妻にも「いくついる!?」と聞いて必要な分を手に入れてくるから、妻にとってもありがたいはずなのだが…。

 何を手に入れてくるかといえば、「ふじ姫饅頭」である。これは以前にも「「原点と未来」から、そして・・・⑥」や「伊那には飯田の、飯田には伊那の・・・」で触れた。もちろんそこでも触れたとおり、なかなか手に入りにくい品物で、事前に予約しておくこと。今日は午前10時ころ「殿町の茶屋」に着いた。今は「殿町の茶屋」とふじ姫饅頭にも記されているが、わたしには「かたくり」の方がしっくりくる。先客もいない駐車場に着くと、すでに店の中は閉店間もない、という印象。顔を出すと「もうこれしかありません」とひと包を差し出される。事前に予約しておいたので、「〇〇です」と言うと、頷くように別のところから出してくれた。ついでに最後に残っていたひと包も購入した。これで今日はおしまい。「土日は平日より多く作るんですよね」と聞くと、そうだと言う。ところがこの日は、地元の人たちがいつになく大勢来店し、「お土産に」と購入していったという。「今日は出かける人が多いようだに」と言う。わたしが店を出ると暖簾を下ろしていた。午前10時で閉店なのである。

 さて、それほど饅頭屋さんは盛況なのに、この日矢筈トンネルの裾野にある喬木村小川から遠山の和田まで向かう車に、わたしの他には2台しか姿を見なかった。ちょうど矢筈ダムのあたりから矢筈トンネル、さらには上町まで、ずいぶんスピードを出す車の後について走つたが、まったく前を走る車に追いつかない。というよりまったく走っていない感じ。和田から飯田方面に向かう車には何台か出会ったのだが、遠山に向かう車はなし。和田に近くづくと地元の方と思われる車に追いついたが、その1台だけ。快適に走ることができたことは確かだが、こんなに車の走っていない遠山は、今までになかった光景。飯田市民にとって、この遠山がどう認識されているか知らないが、平成の合併で、損をしたムラ、とわたしは思う。


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