今年の盆は休むことなく出勤である。13日が月曜日で、16日が金曜日、ということで通常言われる盆の間が全てウイークデーなのである。にもかかわらず、今年の高速道路事情は、帰省者には厳しい。いわゆるETC割引が、全くふだんと変わりなく、このウイークデーに高速を利用しても、いつものウイークデーと変わらないのである。もちろんふだん通勤割引を利用しているわたしのような者にとっては、この方がありがたいのだが、いつも通り高速に入ってみると、様子はまったく違う。いつものような通勤時間帯割引を利用している車はほとんどなく、大型車の姿も少ない。ほとんど県外ナンバーの車で、様子はいつもの休日の光景に等しい。にもかかわらず、割引はないのである。
割引などなくともふだんの休日のように県外の通行車両がたくさん走っているのだから、そんなものは無関係だとつきつけられているようだが、内心「なぜ」と思っているいる人たちも多いのだろう。
ということで、いつものように通勤時間帯利用者がいないから、後ろからの車にあまり気を使う必要もなかった。ようは速度差がそれほどない。ほとんど抜いていく車もなかった。その理由に大型車が少ないということもあるのだろう。いつもなら大型車と通勤時間帯利用者の超高速車が混在している。そのうえで工事車線規制が入るから、超高速車との駆け引きが必ず発生する。支障案件が道路上にないのだから、余裕をもって運転できるというわけだ。やはりわたしにとってはありがたい光景であるが、遠出をされている方たちには少しばかり痛い今年の盆であったに違いない。そこまで見通して渋滞予想が発信されていたのかどうか。