Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

金縛りの前兆

2005-12-15 08:19:39 | つぶやき
 眠る時の時間こそ、穏やかな時間であり、自らの一日やこれからを落ち着いて思うことができると、以前にも書いた。ところが、眠る際に、どういう体勢をとるかということは、時に迷うことがある。そんなくだらないことを思うのは、わたしだけなのかもしれないが、けっこう頻繁に迷いながらも、結局常の体勢で眠る。わたしは、比較的寝相はよいほうである。よほど酔っ払っている時とか、寝苦しいとき以外は、ほぼ寝たときとほぼ同じ体勢で目が覚める。実際のところは、寝入っているからその間にどういう体勢に変化しているかは確実には言えないが、おそらくそれほどごろごろ動き回るなどということはないはずである。その理由はふとんが乱れていないからである。昔からそんなに寝相がよかったわけではなく、子どものころは、けっこう寝る前の位置と起きた時の位置が違うということはあった。それがなぜ動き回らなくなったかはわからないが、今のように羽毛ぶとんを使うようになる前は、けっこう重いふとんを使っていた。とくに実家に暮らしていたころは、やたらに重いふとんが好きであった。とくに寒さには重いふとんの方が暖かいと思っていたほどで、初めて羽毛ふとんを見たとき、「こんな軽いふとんが暖かいわけがない」というように、明らかに誤解をしていた。そんなことで20代半ばまでは、けっこう重いふとんを好んで使っていた。上から重石をされていたから動かなくなったのかはわからないが、ひとつの要因かもしれない。
 そして寝る姿勢にであるが、常にあお向けである。あたりまえといえばあたりまえであるが、それでいて、腕は体の横に置き、手を体の上に置くことはない。冒頭の迷いというのが、この手の位置なのである。眠りつけないような時には、手を体の上に置こうとすることがあるが、そのまま眠り込んでしまうことに不安があるのである。それは、手をおなかの上あたりに置いて寝るときに限って、うなされたり、時にはいわゆる金縛り状態を経験したりする。そんなことを噂で聞いたこともあるような気もするのだが、実際はどうなのか知らない。いずれにしても、そうした経験をするときは、酔っていたり、精神的に不安定な時ともいえるから、確実なことはいえない。しかし、いざその状態にしたら・・・・と思うと、せっかくの穏やかな時間も不安定になるので、そうは思っても、常の状態を保つことが安全だと判断するわけである。たかが寝るだけのことなのだが、人によっていろいろ違うのだろうとも思う。とくにもろプライベートな部分で、人とは会話のネタにあがらないような部分というものは、自分では常識と思っていても、意外に人に聞いてみると違うことがある。なぜそういう習慣になったのか、というのは教わったのか、あるいは自然にそうなったのか、環境によって異なるのだろうが、くだらないことでも、人に確認してみると、新しい発見があるかもしれない。

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