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地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

ある「常会」の記録より⑤

2019-01-06 23:20:52 | 地域から学ぶ

ある「常会」の記録より④より

 昭和45年が明ける。元旦には「例年通り午後一時より新年会を開催し盛会に行う」とある。次は2月24日、臨時常会である。一つ目の議題は、区内の家で火事があったようで、「区よりの指示により、義援金として五千円現金を会計より支出する」とある。注目点は「区よりの指示」である。二つ目の議題は45年度役員改選の件。前年同様、銓衡委員による結果が報告されている。正副常会長、会計、納税、共済、防除、健民、公民館、林野、道路、農協、養蚕、生活部、婦人部の役員が報告されている。前年と同じである。三つ目の議題は、区会議員より道路に関する問題の報告である。四つ目は、道路に関するもので、地区内の砂防工事に伴う通学路拡幅について協力依頼など4件。

 4月1日には役員の新旧引き継ぎが行われたとある。この際、「春の慰安の件」について話し合われており、旅行貯金の一部を利用して地元で花見を行うと決定されている。この結論は、前年と同じである。ただし「常会としては各地(2月24日臨時常会において、道路に関する4件の報告があった通り)の道路の工事を控えておるため、旅行貯金は有利に使用するため、旅行は中止して、道具の購入或いは道路に使う」とある。さらに「花見も節約して各戸夫婦のみにて子供は満一才より小学六年生までを対象として計画を長副に一任す」とある。前年までは常会内の大勢の参加を許容していたが、節約のため制限をかける言葉が記されている。そして実行日は、4月26日か29日に実施するとある。さらにこの日、地区内の道路崩壊現場の土の始末について地主より依頼があるため、協議の結果、4月5日の道作りの際に取り除くよう決定している。なお道作りは同日7時30分から行うよう決定されている。

 さて、花見は4月26日と決定されて肴折や菓子が既に購入されていたが、常会内で不幸があったため、中止されている。

 8月27日臨時常会開催。一つ目の議題は学校問題とあり、村は1校への統合計画を進めているが、区としては現在ある区内の小学校を存続して村内2校を維持するよう結論を出している。

 9月29日も同じく臨時常会である。一つ目の議題は秋祭りのこと。二つ目は地区内の道路の件で、委員会をつくって推し進めるよう決定している。

 12月26日も臨時常会である。一つは支所前の道路の件であって、幅員を3メートルにするよう決定している。二つ目は委員会の決定された役員が報告されている。三つ目は新年会の件で元旦午後1時よりで、一重持参するように決められた。

続く

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