Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

和田峠越え

2005-12-16 22:17:36 | つぶやき
 長野から南信への帰宅の道、今日はちょっとした用事をたそうと思い、久しぶりに上田経由をたどった。南信、とくに伊那の谷から上田方面、いわゆる東信地方は、長野より近いものの、なぜか遠いイメージがある。それは高速道路で直結していないということが要因で、高速道路を利用すると北信まで北上してから再び南下するというような流れが遠さを感じさせる。一般道で行けばそういうことはないのだが、峠越えをしなくてはならないことから、けして近い地域ではない。上田経由で南信へ向かうには、山越えをしなくてはならない。多く利用される道が、和田峠越えという道で、上田から下諏訪へ通じる。同じ経路で長門宿から白樺湖超えという道もあり、これは茅野市へ通じる。東信から諏訪へ通じる道はもうひとつ、麦草峠越えという道があり、八千穂から茅野市へ通じるもので、国道では国内最高地点を通過する。しかし、この道は冬季間は通行止めである。したがって、長門宿からの二通りの道が両者をつなぐ道なのである。そして、下諏訪へ下りる和田峠越えには、和田トンネルという有料道路があり、この道を通過するために600円余払わなくてはならない。この有料道路を通過しないと連絡できないということも、縁遠さを感じさせる。さらには長野方面からこの道へ通じるには、途中に平井寺トンネルという有料道路もあり、最短で走るにはずいぶん出費することになる。
 わたしは、和田峠越え道路を利用したが、もちろん有料トンネルは使わずに、旧道の和田峠越えの道を使った。昔から佐久や上田方面に向かうにはもっとも利用する和田峠であるが、急ぐ場合は有料トンネルを利用するが、そうでなければ旧道を利用する。かなりの山道ではあるが、旧道へ分岐して再度新道へ合流するまで走る時間は、約15分である。有料トンネルを利用してもその半分くらいの時間はかかる。とすれば、600円余払って通るには無駄なような気がしてくる。県内の幹線的道路にもかかわらず、そして、地域と地域を結ぶという重要さからいっても、長野県が有料化していることじたい許せない気がする。時間的には金銭に見合った見返りはないが、それでもこの有料道路を利用する人は95%以上あるだろう。今日も同方向に旧道を向かう車には、そこそこスピードを出していたが、1台にも追いつくことはなかったし、すれ違う車も5台程度であった。冬季間はとくに圧雪状態になっていることがあるので嫌う車はあるが、夏季でも通る車は少ない。以前よく佐久地方の行事を訪れたころは、だいたいこの旧道通いだった。けっこうこの圧雪状態の雪道を走るのが楽しいのである。旧和田村あたりはずいぶん白かったこともあって、今日も圧雪かと期待したが、ほとんど道には雪がなかった。
 帰宅して距離を測ってみたが、約155キロメートルで、通常の松本まわりの善知鳥峠越えの145キロメートルには負けるが、高速道路利用岡谷まわりと和田峠旧道まわりは、ほぼ同距離である。とすると、全線一般道利用としたら、松本まわりも上田まわりもそれほど違わないことに気がつく。にもかかわらず、一般的には上田まわりを利用しないのは、上田諏訪間の道路状況が、悪いイメージだからといわざるをえないわけである。

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2 コメント

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峠っていいですねぇ。 (BLS)
2005-12-17 01:56:17
なんか地域と地域を結ぶ橋のようなイメージですね。飛騨と信州の境にある野麦峠とか木曾谷から塩尻への鳥居峠、木曾と飯田の大平峠、三河からの新野峠、遠州からの青崩峠、などなど。浅間や菅平、高峰高原などへ行ったときは必ず和田峠を越えていきました。懐かしいです。そういえば、今から20年以上前に茅野より杖突峠を越え、高遠より三峰川沿いを、分杭峠を越え、大鹿村から地蔵峠を越え、上村、南信濃からヒョー越しして、三河に帰ったのは…大変でした(汗
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昔は山を越えた (Trx_45)
2005-12-18 00:24:20
 今でこそ山を隔てた向こう側は遠い世界になっていますが、かつては山越えでの交流があたりまえだったようです。遠山谷を結ぶ赤石林道は、車を使うという意味では開けたことで飯田と近くなったわけですが、それまでは遠山川下って行き、再び天竜川を北上して飯田までたどり着いていた。しかし、それは車道での経路であって、それ以前は小川路峠を越えて飯田まで行っていたわけで、徒歩の時代で考えればけして遠いものではなかったわけです。

 今では山奥というと行き止まりのように思いますが、昔は行き止まりではなく、むしろ山を玄関として位置付けていた地域もあったはずです。
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