Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

長野より近い県庁

2005-10-29 01:29:40 | つぶやき
 甲府の少し先まで行った。甲府市内から東へ10km余走って走行距離は家から140km程度であった。わたしの家から飯田市まで約20kmである。ということは飯田から甲府まで、約150kmという位置にある。以前書いたが、名古屋までは家から140km程度で、飯田から130km程度の位置になるだろうか。道のりからいけば何をもって尺度とするかということもあるが、最短時間で結ぶことができる道といえば、高速道路となる。高速道路での家から長野ICまでの距離は140km程度である。単身赴任している長野までは、高速道路ですべてを走るとお金がかかるため、一般道を半分近く利用する。その道のりで県庁まで行くと、160km程度ある。
 さて、何が言いたいかといえば、やはりその距離感である。「市町村合併の後に」で名古屋と長野の現実的な時間でみた距離感について触れた。明らかに飯田圏内は名古屋が近い。そして、「三遠南信」で地域にとっての枠組みとはどうなのかについても触れた。この地域は明らかに県庁所在地に遠いのである。そして、人々の視点という面でも、県庁が北に片寄っているため、目は常に北を向いているのである。したがって、南を見るときは自ずと「下を見る」ような雰囲気すらある。その現実が、わたしにはこたえられないほど面白くも見える。しかし、その位置取りを無視するかのような、飯田という地域の存在は、大胆な行動をしてもよいのではないか、とも「三遠南信」で触れた。
 ここでもう少し前文のことに触れる。実は、長野市よりも甲府市の方が飯田市からは近い。また、高速の最寄のインターチェンジを利用するといい勝負だが(最寄というと岐阜羽島ICあたりが最も近いかもしれないが)、距離ということだけで判断すると(土岐や瑞浪ICから一般道を利用)、長野市よりも岐阜市の方が近い。ということは、飯田市からは長野市より近い県庁所在地が三つもあるのである。長野県には、県の出先機関が10箇所にあり、それらを現在地方事務所といっている。この地方事務所所在地から県庁までの距離を計算した場合、長野市より他の県庁所在地へ行った方が近いケースがいくつかある。飯田市の3箇所はもちろん最高であるが、このほかにも、伊那市と諏訪市は甲府市が近い。木曾福島町は現在はかろうじて名古屋や岐阜市より長野市が近い。佐久市もけっこう高崎市に近いが、長野市には負ける。ということで、長野県内で他の県庁所在地へ行った方が近いという地方事務所所在地が10のうち3あり、いずれも南信といわれる地域(県内を四つにわけて、東信、南信、中信、北信といっている)にある。ここから、あらためて県庁所在地が片寄っているということが理解できるだろう。三遠南信道のことも以前触れたが、この道が開通すると、あの東西に長い静岡県の県庁所在地の静岡市まで、約180km余という位置になる。もちろん長野市よりは若干遠いが、飯田市も合併によって現在は静岡市と隣接している。そして、飯田市の長野県境域から(合併する前の旧下伊那郡南信濃村)の距離は、長野市より静岡市の方が近くなる。
 冗談ではないが、県境域の根羽村が、豊田市域の合併に参加できるものなら、何度断られても、何度でも合併申し入れを繰り返した方が将来のためになるような気がするのは、根羽村から北へ50kmも離れているのに思うわたしだけだろうか。
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-06-05 09:02:58
 長野県は江戸時代までは、信州信濃と呼ばれ信州の中心地信濃守護松本が現在の県庁所在地でした。そして松本は信府と呼ばれていました。明治維新の新政府の下で、国内混乱変遷後位置等考慮されず一方的に現在の長野市が県庁にたまたま決定したと思われます.他県でも一部不合理だと言われる栃木、福島等があります。
Unknown (trx_45)
2019-06-10 19:54:16
コメントをありがとうございました。

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