Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

接近戦

2017-12-14 23:02:15 | つぶやき

 記憶にある車がわたしの前を横切っていった。運転している男性は若くはない。わたしとそう変わりないだろうか。「おじさん」とも思えるが、爺いといってもよいかも。なぜ記憶に残っているかといえば、飯田へ通勤している昨年までの間、何度となく後ろに着かれて嫌な思いを繰り返しているからだ。もちろんその嫌な思いとは、接近戦である。わたしが通勤に利用していた道は、県道ではあるが、センターラインのない、そう広くはない道。かつては「狭い」とはそう思わなかったが、近年はそう思うことが度々。何度も記しているように、センターラインが引いてないせいか、対向車が真ん中を走ってきたり、前後に着く車も真ん中を走っていたりと、ドライバー自らが道を狭くさせている。加えて昔にくらべると車が「でかい」。道が狭いと思うようになるのも当たり前なのだろう。そんな道を、記憶に残る車はとてつもなく一瞬にわたしの後ろに着くと、わたしが軽トラで80キロくらいこの道でスピードを上げてもピタリと着いて「もっと早く行け」みたいに接近したまま。おそらく軽トラでは彼を引き離すことはできず、時速100キロ以上この道で出さないとこの接近戦は続く。だから早く走ることは辞め、ゆっくりと走る。よくあるパターンだ。もちろんあまりゆっくり走ると抜きにかかるから、それはしない。というよりも、通勤時間帯だから、前に車が繋がってしまって抜くにも抜けない状態。それでも彼は接近戦に持ち込む。誰にでもそうするんだろうと思っていたが、今度はわたしの前横切っていって、県道に顔見せしたわたしは、彼の尻に着く。もちろん前に車が繋がっていない限り、どんどんわたしからは離れていくが、このスピードで走れば、すぐに前の車の尻に着いてしまう。

 ということで、尻に着いた彼が、やはり前の車に接近戦を挑む。そのまた前に車がいても、どうしても接近戦をしたいようだ。後ろに着いていた時は「どのくらい離れているのだろう」と思ったりしたが、ルームミラーから見る世界ではその距離は正確には測れない。ということで、彼の後ろに着いた今回は、彼の様子が身の前で手に取るように解る。接近戦の距離は40キロくらいのスピードだろうが、60キロくらいのスピードだろうが、その距離は変わらない。車1台分などという距離ではない。2メートルを切っているだろう。見ていると2台で1台分くらいの長さ。前の車が嫌がるのは当たり前だ。本当、ブレーキでも踏んでやりたくなる距離。そんな光景を見ているのも、我が家から出て2キロほどのこと。今年になって通勤方向が逆転したから、彼とのつきあいも、たった2キロ。これだけで良かったと安堵する。

 近ごろは煽り運転が話題にあがるが、彼はほぼ毎日定刻に走っているから、警察に通過時間を通報して現行犯で捕まえて貰いたいところだ。

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