Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

久しぶりの長距離

2009-06-08 21:30:58 | つぶやき
 昨日は久しぶりに松本まで車を走らせた。最近は妻の実家との行き来くらいに利用しているだけで、100キロ以上1日に走ることは稀だ。とはいえ、妻の実家もそう近いところではないので、土日に2度往復すると100キロには達する。ガソリン代が高騰していたころにはなかなか農作業をするのに通うには出費の大きい位置にある。それがまた常の妻の愚痴の一つにもなる。いっそ息子が巣立てばここに未練を残すこともない、などという自らの安住の地感はだいぶ薄れてしまった。

 例の高速道路値引き期間に入って、いまだそれを利用したことはない。昨日もいわゆる1000円ににも満たない距離だけに確かに休日ということで半額にはなるが、その額を払うほど余裕はない。だから一般道をひたすら松本まで走った。想定2時間がその後もその程度なのかを確かめながらの行程である。わが家を出発して1時間が辰野町宮木、計算されたようにその時間が刻まれた。特段道路事情に変化があるわけではない。土日は高速道路に車が回って、一般道が空いているかと少しばかり思ったりするがそれはない。

 さて先ごろ交差点で右折しようとした車に直進車が突っ込んで交差点にいた看護師3人を死亡させたという事故が大きく報道された。少しも珍しい現象ではない。交差点で右折しようとしていて、すっかり信号機が赤になっているのに直進車がやってきて曲がれずに留まってしまうというケースも見られる。そもそも駆け込み的に交差点では赤になる間際まで直進車が走り抜けていくことは日常のことである。とくにいけないのは先日も触れたが、なかなか右折できないような交差点である。直進車が続くと右折はできない。ましてやそれだけ直進車が続くということは、ますます右折し難いという意識は残る。とくに右折専用信号が無いケースではますます右折車の焦りは募る。もちろん直進車があるのに無理に右折する車はいないが、信号機がすでに赤色になっているのにまだ直進しようとする車が入ってくるのは本当に迷惑な話だ。土日の混雑している道を走るとそのような光景を必ず一回は見る。いかに直進しようとしているかを判断するかであって、わざわざあてに行くことはないのだから、こういうケースの事故は右折車にも問題がある。信号通りに右折したでは済まないのである。

 このごろの道路事情は昔の比ではない。ゆうゆうと行き違うことのできる道ばかりで、いっぽう車も扱い易い。逆にいえばいろいろ考える必要もないし、加えて昔に比べるとけっこう安全運転組が多い。したがって今の道路事情を見ていると追い越しをする車は極めて少ない。もちろん追い越しできないところばかりなのだから当たり前なのだが、それだけに危険な世界は知らない。それは当然の安全社会の姿なのだがどこか昔とは違って不安定な運転をする人が多い。年齢性別を問わずにルームミラーに映る車は近くなったり遠くなったりと車間が一定しない。二車線ない道路では行き違いできる幅を認識していないから必ずどこかに停車してしまう。それが十分に行き違いできる幅員を有していても。譲っていただいて挨拶をしないわけにもいかずに合図をする。無用な動作、あるいは意識をしなくてはならないと思うのだが、意外に近ごろの運転手は意識をしていないのかもしれない。いかに人の行動を予想するかに運転の比重がかかる時代である。
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