Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

この国を導く人たち

2009-06-07 22:16:03 | ひとから学ぶ
 近ごろGMが転んでしまったが、例えばトヨタが世界一になったと言ってもだからと言って日本の金持ちがトヨタ車を乗るわけでもない。このあたりはもっとも矛盾と言うか不思議に思う世界である。今のようにベンツやBMWが氾濫する以前の時代は、アメ車がステータスだったのかもしれない。いつごろかすっかりアメ車は嫌われ、ドイツ車の氾濫となった。品質が高いとか壊れないといっても日本車はいつまでたっても日本人の富裕層には好かれない。金持ちはケチだと言うが、だからといって大衆車には乗らない。

 ベンツの違いについてこんなことが書かれていた。
 1、高速の安定性。
 2、BMWよりは落ちますが前輪のインホメーション。
 3、剛性感。
 4、長距離移動時の疲労の少なさ。
 5、後席の疲労感。
 6、雪道でのトラクション。
 7、非常ブレーキング時の安定性。

 こんなことを現実的に日本のふだんの道で確認できるとは思えない。だいたいベンツを所有している人が年間どれほどその車に乗っているかということにもなる。きっとこんなことを書くとそれはベンツを知らない人のわめきということになるのだろうが、やはりそれを持つ説明にはなかなかならない。

 近ごろの若者は車に興味がないという。いずれそんな世代がさらに増えれば、これまでのようなベンツ神話は薄くなっていくのかもしれない。すべてにおいて舶来モノ好きな日本人は、もうそろそろ辞めにしようとは思わないだろうか。

 さて、かつて東京に頻繁に車で行っていたころ、わたしの車を抜いていくのはベンツばかりだった。今もそうかは知らないが、いったい警察はベンツには追いつけないのか、などと思うほどだった。まるで我がもの顔の自民党、いや民主党も同じか、とそんな感じである。不思議な話であるが、そんな国の行く末を、トヨタが担っているのだからやはりゆるぎない国の指導者たちはベンツになんか乗ってはいけない。
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