Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

「毎日」の日記

2008-01-20 15:19:21 | つぶやき
 ブログを日記として利用している人もいれば、携帯系などのような掲示板的利用、あるいはポータルサイト的なものまでさまざまである。以前にもどこかで書いたが、筆記の日記なら三日坊主なのに、この空間を利用し始めてすでに何年かたつ。基本的には日記として利用しているから毎日記録することを心がけているが、必ずその日に記録したとは限らない。下書きしていたものをその日に合わせて修正して完成しているものも多い。それなら毎日などということにこだわらなくてもよいのだろうが、それを怠ると、筆記の日記と同様に三日坊主のような空白が続いてしまうものだ。ようは性格的(せっかちな人間)には継続なくしては、日記は似合わないということなのだ。それをかろうじて回避しようと、「毎日」が実行される。利用は日記ではあるものの、どこかに何かを期待するものがあるからだろう。筆記の日記にはそれがない。あくまでも自らだけの記録、そして世界である。人に読んでもらうなどというのは前提ではない。したがって、さまざまな空間が今や公開されているはずなのだが、いわゆるその日記から暮らしが見えて、読み解きたいというものはない。例えば農業日記のようなものである。その日の農業を記録したとしても、どうしても写真などに頼ったものになっていて、生活ぶりは見えてこない。

 さて、オープンにしている期待、ようはたくさんのコメントを望んでいるわけではないのだが、何かのヒントを得ようとしている。なかなか時間がなく、知識を取り入れる時間もないと、「はたして自分の知識に間違いはないのだろうか」などと思うが、それらを総体的にチェックするには、公開されているというのはひとつの手である。それでもなかなか「毎日」を実行していくのは大変かもしれない。「アナログッチ」というページをオープンしている方は、わたしと違ってずいぶんと忙しそうである。それでも「ブログを書く時間はとってある」と述べている。とんでもなく忙しくても、ブログへ投稿できる人というのは、民間のそれも役付けの方、あるいは自由業の方ということになるだろうか。ちょっとした空き時間を利用できる、という方たちである。もちろん携帯で投稿する人は仕事中でも授業中でも可能だろうが、いずれにしても、仕事中にその時間を割くことは普通はできない。だからそこへ投稿するというのは、実は忙しいとなかなかできないのである。どんどんと文が浮かんでくればともかくとして、毎日そうはいかない。

 ところで、若いころにこういう空間があったらまた違っていたと思うのは、この「毎日」が継続していることだ。継続するということはそこに記述する内容を持たなくてはならないから、思ったことを常にメモするとかしておかないと、どんどんと記憶からなくなってしまう。多感であった若いころのそんな思いは、残っていない。今とは違う視点があって、今読み返せばきっとヒントがたくさんあるだろうにと思うが、それはできない。

 さまざまであるよそのブログ空間をひも解くと、新聞記事(ページ公開されている)などをまるごとコピーして紹介し、自らのコメントを一行程度記述するというものもけっこう多い。ページ上の写真や記事をそのままコピーというケースもかなり多く、それも安易に行っている。著作権上では問題が多いのだろうが、そんな意識はないだろう。考えてみれば、日記という捉え方なら、自分が意識したものを残してコメントするというのは、ごく普通のことである。たまたま公開されているから問題なだけであるのだが、気になる部分でもある。ページの形態として、堅いまさに「日記」みたいな内容にコメントは少ない。まさにこの空間もそのとおりである。もともとトラックバックというシステムがブログというものを汎用化されたものの、今やTB禁止のページは当たり前になった。禁止していなくとも、コメントに比較すればTBの数は極端に少ないし、「このTBはためになる」というものは少ない。今や総体的に掲示板のようなものである。

 わたしのように日記として利用している者には、丸ごとコピーをしておきたいと思う。ところがボッケさんが述べていてあらためて知ったが、ブログサイトを丸ごとバックアップするのは手作業しかないようだ。そんなソフトは巷にはない。何が起こっても不思議ではない世の中だけに、手元に保存したいという気持ちは強くある。ところが世の中の流れは違うようで、今や媒体に保存する時代は過去のものになりつつある。どこでも誰にでも見たり受け渡すことができるということで、データをネット上に置くのが常識のようだ。大地震があったら、データが飛んでしまうなどということは絶対ないのだろうか、などと思うのだがいずれにしても、銭を払って公開しているわけではないから、消されても文句は言えない。なんらかのことはしたいと思うものの、どんどん蓄積していって、それもできずに日が過ぎてゆく。

追記 それにしても、近隣でブログ公開している人のページをいくつか徘徊したが、テレビ記事の写真とかをコピーしていくつも並べていて、それでもってけっこう偉そうなことをしゃべっている人がいるが、こういうのはちょっといかがなもんだろう。
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