Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

実の成る花さまざま

2007-05-11 08:19:21 | 自然から学ぶ


 梨はもちろんだが、実の成る木の花が盛んに咲いている。
 
 リンゴの花は、咲く前のつぼみの時に周りがピンク色になる。しかし開いてしまうとそのピンク色は見えなくなる。なぜ?なんて思うが、花びらの裏側をのぞくとつぼみの時の赤さは消えている。よーく見ると、薄っすらとピンクがかったところが残っている。花が咲くとあの赤みは薄ぼけてゆくのだ。リンゴの花が咲くと、摘花作業が始まる。梨は花が咲いたところで受粉させて、あとで摘花となるが、リンゴは咲いているうちに摘花となり、賑やかだった花は急にまばらになる。

 「リンゴの花ッコが咲く頃は おら達の一番楽しい季節だなや・・」はご存知美空ひばりの「リンゴ追分」の中のフレーズだ。リンゴの花が散るころのつらい別れを歌っているが、歌になるほどこのピンク色の可憐さが歌に取り上げられるだけのイメージを持っているのだろう。[撮影 2007.5.3]



 次はブルーベーリーである。ほぼリンゴと同じ頃咲く。筒状で風鈴のように小さな花をたくさんつけるのだが、花がたくさんつくほどに実が多くつくからそれだけ良い木ということになる。実はブルーベーリーを生産しようとしている人は多い。けっこう収入が良いという。わが家でも妻が実家に植えたのだが、なかなか育ちが良くない。なにより肥料と水をたくさんやることが大事だというのだが、それがなかなか良い木にならない。わが家の隣接地にたくさんのブルーベーリーを植えた人がいるが、すごい量の肥料と水を豊富に与えている。さすがに2年もするともう収穫できるようになり、だいぶ稼いでいるようだ。妻はそのブルーベーリーを鉢植えにして植えてみたところ、育ちが良いのだ。この花も鉢植えのブルーベリーである。なぜかは解らないが、鉢植えなら肥料は効果的であることは確かだ。妻は痩せた畑に植えたものも鉢植えに植え替えると言っている。[撮影 2007.5.5]



 最後はアケビである。雰囲気はちょっとブルーベーリーに似ている。紫の6枚の花びら?がUフォーキャッチャーのような指先を見せる。雌雄同株であるが雌雄異花となる。6枚の花びらを見せているのは雄花で、雌花はまだ開いていない。[撮影 2007.5.5]
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