Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

怪しい看板「地域協働のまち」

2007-05-07 08:23:19 | つぶやき
 金を使わずに財政的に安泰、なんていうケースは当たり前のことで、そうはいっても必要なことをして財政面を検討していくのが行政なんではないかと思うのだが、違うだろうか。自治会の新年度総会なるものがあって顔を出したが、ほとんどは決まりごとの報告だから、手短にやって欲しいと愚痴をこぼしたくなるほど意外にも時間がかかった。加えて町の新年度予算の説明をわざわざ町から来てやってくれたが、表立ったことの説明で「わざわざ」という感は否めない。そういうことも聞きたいという人もいるのだろうが、だからといって町が住民へアプローチしていると思い込んでほしくない。

 さて、そんなどうでもよい会議だから早く終わって欲しいと思っていたら、最後に隣家の議員さんが今町が大きなテーマとして捉えている小学校の統合問題の最先端の噂話をしてくれて、この日の会議の最も盛り上がりを迎えたとともに拍手がわいて良い雰囲気を漂わせた。小学校のことについては、わたしは以前ここで触れた。確かに財政的に厳しく、加えて複式学級が全学年に該当するような学校が出てきているから、統合を視野に入れた小学校の再編は致し方ないという印象は持っている。しかしながら、学区を変えるなどして工夫をして子どもたちの学び舎を整備していく方法がよくないか、と提案した。もちろん、そういう子どもたちの学びを重視して1校への統合という選択があっても仕方ないのだが、どうも町当局は財政面を前面に出して1校統合を視野に入れているという。生徒数が多い学校=人口が多い=多数決ならそこへ統合、という図式が見えてくるのだが、そんな誰でも考えそうな流れに、金がないからくみ安しと考えているとしたら、そんな町が住民自治とか住民主導なんていう口上をしていたら「ふざけるな」と言いたくなるのはわたしだけではないはずだ。金がないからといっていかにもパフォーマンスをしているのなら、そんなパフォーマンスは即刻止めて欲しいものだ。

 そんな怪しい噂話を耳にして思ったのだが、平成18年度には町制施行○周年なんていってさまざまなパフォーマンスが繰り広げられた。そんな中のひとつに町史編纂というものが確かあったはずだ。その年にはその町史のひとつが発行されるという噂を聞いたが、音沙汰がない。既に発行されたのか、はたまた遅れているのかもまったく闇だ。いや、わたしが認知しないだけで、そんこと知らないのはおまえだけだ、と言われそうだが、元来町史編纂とはいえ、これほど闇の世界で編纂されている例は、他の自治体で見たことがない。それでもってまったくその発行される町史の注文すらされない。注文数がはっきりしないのに何部発行するのだろう、なんて疑問は湧くばかり。まったく怪しい。この町の行政の世界に、もしかして町史編纂を理解している人がいないのではないか、と思わざるをえない。だれがやってるのか。そして町民無視なのか、ということだ。もしこのブログを見るこの町の人がいたら、ぜひここに回答してもらいたいものだ。

 とまあ、怪しさいっぱいだが、実は先ごろ町長選挙かあって無投票再選だった。よほどのんきな町民なんだと、もしかして町当局は影で笑っているのではないか。
コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****