Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

大型車と仲良く走る

2007-03-30 07:47:04 | つぶやき
 3年間長野に通ったが、これまで全線一般道を使ったことはなかった。どこかどこかで高速、あるいは有料道路を使っていたように記憶する。もしかしたら白樺湖周りで帰った際に、すべて一般道ということはあったかもしれないが、たまたま用事があってのことで、松本経由では1回もなかった。必ず豊科インターと塩尻北、あるいは豊科インターから塩尻間は高速を利用していた。どうしても松本市内を一般道で走る気にはなれなかったわけだが、この間の高速料金は、前者が550円、後者が700円である。この程度なら高速を利用したほうがよいかな、という計算上のことなのだが、実際はもっと長い区間を乗っていて、この短区間を利用して行き来したのは数少ない。

 そんな一度も利用しなかった国道19号の松本市内区間を、昨日3年間ではじめて利用した。自宅から長野へ向かう際に利用したのだが、塩尻市の国道153号金井交差点(かつての国道20号と153号の合流点)から、国道19号の田沢駅前交差点(豊科インターから国道19号へ出る交差点)まで36分要した。午前4時代という時間だからもう少し早くても良いのだが、大型車が続いていて、抜くわけにもいかなかった。自宅をちょうど3時ころに出て、長野に着いたのは5時20分ころということで、約2時間20分である。

 今から30年近い前のことであるが、実家から飯山市まで土帰月来したころは、実家から長野市通過まで同じような時間帯で約2時間ほどだった。もちろん当時は金もなかったし、高速も全線開通していなかったということもあって、すべて一般道であった。自宅から実家まではこの時間帯なら10分程度だろうから、かつてよりちょっと時間がかかっている。何が違うかといえば、道はよくなっているし、まっすぐになっているから早くなってよいはずだが、車の量が違う。もちろん昔は追い越し禁止区間は少なかった。遅い車がいれば抜いてくるが、つながっていれば追い越しはしない。この時間帯だから車の量は少ないのだが、なにしろ走っているほとんどは大型車である。だから抜こうとしても数台つながっていれば無理なことはしない。

 いずれにしても懐かしく松本市内の国道19号を通過してきたわけだが、信号機が青になったと思ってスピードを上げてもその先で赤になる、ということを繰り返すから、すいていてもよほどスピードを出さないと快適には進めないことがわかった。日中だったらやはり裏道の方がよい。松本市内を過ぎると、さらに大型車しか走っていない。安曇野市明科から長野市までの犀川の谷あいの道は、信号機で止まることのない快適な道である(ただし片側交互通行があり)。カーブは多いが、乗用車ならそこそこの速さで走りぬくことができる。時間帯のせいだろうか、大型車がやきり多く走っている。これが30年前と大きな違いだ。4、5台つながっているから抜くのは不可能である。ところがそれらの大型車がみな早いのだ。急カーブ意外なら70キロ近くで走り、カーブもブレーキランプを点けるほどの減速はしない。だから減速のタイミングが予想つくから、こちらも大型車にかなり接近して走っていてもブレーキを踏むことはない。あらかじめ予想できるシフトダウンで続いていけるのだ。そんな具合に大型車が何台も走る中ほどをたった1台のわたしの乗用車が仲間に入って走っている。高速の過密状態の道に比べれば、危険性もなく安定して走れる。久しぶりに大型車と仲良く走れた1日だった。
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