Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

なんじゃそれ!

2006-04-19 08:11:41 | つぶやき
 長野県では「おたずねコンシェルジュ」なるものが地方事務所なるものにもいたりする。加えて最近「コンシェルジュ・デスク」なるものも地方事務所にできたという。「日本語で説明しろよ」と思うのはわたしばかりだろうか。「総合窓口」だという。いずれにしても、県庁はもちろん県の出先機関に足を運ぶ県民は少ない。親しい窓口といえば、パスポートの申請窓口、あるいは県営住宅の申し込み窓口、そんなものじゃなかろうか。パスポートにしても海外に出ない人には用がないし、県営住宅だって借家を探している人以外は用がない。いったい「おたずね・・・」なんていったって固有の用事があって行く人たちは、だいたいが行く場所をねらって行くから、そんな人がいてもいなくてもどうということはない。いったい何が県の役人には求められているかを認識していないとしか言いようがない。

 この4月から県の組織再編があった。今までにも田中知事になってからいくらかの再編はあったが、そのつどわけのわからないことになってきた。○○課なるものがなくなって○○チームに。「UR」とはそのチームの中にあるユニットのリーダーだという。なんじゃ「ユニット」ってと聞いてほしい。「係」のことである。じゃあ「課」はどうなったといえば「チーム」なのだ。基本的にどの枠においても呼び方を変えただけにすぎず、むしろ一般人には意味不明になっただけだ。名前を変えないと意図が示せない、というところが大きな問題なのだが、先にも述べたように、一般県民に、県の人たちと普通に関わることはほとんどない。ということはどういうことかといえば、名前なんぞ変えたって何もメリットがない、と明白だ。

 県庁には「チームER」なるものもあるという。「なんか格好いいじゃん」なんて若者が言ったら笑ってしまう。企画局にある少子化など「緊急の課題に部局横断で取り組む」チームだという。緊急だから「ER」だという。そもそも「横文字やめろ」とは県民の、それも一般人じゃなくて、けっこう県の組織と関わっている人たちは思っているはずだ。
コメント (4)


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****