Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

春の訪れ

2006-03-28 08:12:06 | 自然から学ぶ
 春の訪れといえば、良いイメージを浮かべる人が多いが、実は私にはそんなイメージより悪いイメージがある。農作業の季節、それも果樹栽培の季節がやってくると、消毒が始まる。スピードスプレヤー(SSという)といわれる果樹消毒専用の乗用機械で消毒が始まるのである。かつてのような手による消毒とは異なり、機械的な力で噴射していくものだから、かなりの飛散がある。したがって、消毒が始まれば洗濯物を外では干せないし、窓を開けていれば消毒の匂いが舞い込んでくる。そんな季節の到来なのである。一時的ならよいが、これから秋までずっと続くわけだ。栽培の種目が多いから、日を変えて消毒をする。だから天気が良くて消毒のない日というのはまれなこととなる。SSの季節が来ると「春」だという感じなのである。

 もうひとつある。草が青々としてきて、草取りの季節到来である。庭が広いと草取りの連続である。取っても取っても次から次へと草は伸びる。あまりに草取りがつらいから、除草剤を撒こうかと悩んだりする。

 いよいよつらい半年が始まるわけだ。

 さて、「黄色い線香花火」で紹介したサンシュウが咲いた。ところが、咲いたばかりはとても線香花火には見えない。写真の左側は今庭で咲いているサンシュウである。そして右側は、すでに花開いてから2ヵ月にもなる玄関の花瓶の中にあるサンシュウの花である。ご覧いただいてわかるように右側はまさしく線香花火である。種類が違うのだろうかと思うほど花の雰囲気は違う。それでもよく見てみると、左側の写真の左上あたりの花はだいぶ開いて線香花火っぽくなりつつある。もう少しで花火が満開といったところなんだろうか。
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