Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

市販品のジャムはなぜ美味しくない

2005-12-03 00:48:11 | つぶやき
 ひとり暮らしでは健康に留意しているわけではないが、好きだからヨーグルトをたくさん食べる。甘くないと楽しめないので、ジャムを入れるのだが、一年中だいたい自家製のジャムかいただいたジャムを食べている。このごろ自家製のジャムが手元になかったこともあって、店で少しであるがジャムを買った。単身赴任を始めて以後、2度目の購入したジャムだったが、今回はイチゴのジャムにした。以前購入したのはブルーべリージャムだったが、開けてみて気がついたのは、ブルーベーリーの粒が少なく、それでいてゼリー状で甘さも少なく、色はブルーベーリーだが、味はなんだかわからないようなジャムだった。そのイメージがあったため、今回はオーソドックスなイチゴにしたのである。ブルーベーリーの二の舞いはしたくないと、安物はやめて、けっこう高価なものを買ったのだが、開けてみてその二の舞いを踏んでしまった。ブルーベリーよりはイチゴの味はしたが、甘さがとても少ない。ヨーグルトに入れるにしては、甘くないものだから、たくさん入れたくなってしまう。しかし、高価だからたくさん一度に使ってしまったらもったいない。そんな葛藤をしながらも、砂糖で甘さを強めて、ジャムは少なめにして使っている。が、甘さだけではなく味も薄いため、イチゴのジャムを入れたという事実は自ら入れているから認識しているが、はために見れば、何か黒っぽいものが混ざっている、そんな程度にしか見えない。
 自家製のジャムは、イチゴにしてもブルーベリーにしても、甘さは市販品に比較すればまったく違う。砂糖をたくさん入れたわけではないのだが、自家製は甘い。だから、味だし程度にわずかに混ぜれば、ヨーグルトには十分なのだ・・・・・。小さなビンがひとつあれば、ヨーグルトに使うだけだから、1カ月以上使える。そこへいくと、市販品は味も少なめ、現物も少なめ、何を混ぜているのか、やたらとゼリーっぽい。そうでないジャムも売っているのかと、探すが、そこらのスーパーでは並んでいない。ジャムに限らないが、昔は自家製よりも、市販品の方が美味しいと思ったものである。しかし、今ではおおかたのものが自家製のものの方が美味しいと思う。昔は志向性が外を向いていたこともあるのだろう、家のものは「まずい」と思いこんでいた。歳を重ね、ようやく本当の味に気がついたということなのか、それとも、歳をとったから、味覚感覚がぼけてしまったからか、そのへんはよくわからない。自家製の方が美味しいと思うくらいだから、外で銭を使うこともなく、安く出来上がった食習慣にありがたく思う。
コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****