Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

メダカの死

2005-07-26 08:23:56 | 自然から学ぶ
 先日、庭にあった水槽に放していたメダカが死んでしまった。ため池から直接パイプできている水なので、ため池の水がこのところの天気で動きがなかったため濁ってしまい、それで濁った水が水槽に流れこんで死んでしまったのではないかと、家で話していた。ところが、よく聞くと、普段の年はしなかったのだが、天気が続いたこともあって、ブドウに消毒をしたという。その消毒が水槽に舞ったのではないかということになった。家の者がした消毒ではなく、近くの人についでにしてもらったもので、消毒の内容はよくわからない。しかし、自分の家でする時は、自家用で食べるものなので、したとしても弱い消毒をするものだが、今回は強いものだったようである。一口に消毒といってもピンからキリまであって、いろいろである。
 草をむしっていてもなにやら虫に刺されたりするため、虫除けを肌に塗って外に出た際、家の犬に近寄っていった。普段なら擦り寄ってくる犬が、虫除けを塗った腕を嗅いだら後ずさりするのである。虫除けだから生物には好まない匂いなのだろう。犬も同じであった。
 話がそれたが、メダカは弱い生き物で、よく家の裏にあるため池にメダカを取りにくる人たちは、補注網ですくい上げようとする。しかし、手で触ったりするとそれだけで寿命が短くなる。できればポンスケ(これはわたしの地域ではそういうが、一般的にはセルビンという)を使って、メダカを傷めないようにしたいものである。昨年のことであるが、水中昆虫に詳しい学校の先生方がメダカを取りにきたが、この方たちも補注網で、池の上から群れを狙ってすくい上げようとしていたが、その道に近い専門家でもこんなものである。一時絶滅危惧種として、その生息箇所が少ないといわれたメダカであるが、その後、生息箇所がけっこう報告されている。ただ、意外とDNAを調べてみると、一箇所のメダカが、よそへ持っていかれて生息している、なんていうこともあるかもしれない。事実家の裏のため池のメダカは、あちこちに子孫ができている。
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