仕事の道楽化

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20代の修行期間の仕事はきついけれども、意味はある

2020年04月02日 | 教師修業
 朝、ネクタイを着けながら、ふと思い出した。

 そういえば、教職の仕事に就いてからの5年間くらいは、ネクタイを締める作業をしたことがなかった。

ネクタイを締めるのは買った後の1回だけ、あとは、ほどけないほどにゆるめて外し、ネクタイ掛けに掛けておく。

 次にネクタイを着けるときは、すぐに着けられる。

  なぜかというと、もったいなかったからである。時間が。

 あの頃は、風呂に浸かるという習慣もなかった気がする。殆どシャワーを浴びて、体を洗っておしまいである。

 ゆっくり湯船に浸かってリラックスする時間が、もったいなかった。(だから疲れがとれずに、よく風邪をひいていたのだろう)


 20代前半の頃は、睡眠時間を削ってトレーニングをしていた。

 その頃はトライアスロンをしていたので、5キロくらい走ってプールに行き、1500m泳いで、また走って家まで帰るような生活をしていた。


 帰ったら翌日の仕事の準備である。授業の準備をして、気がついたらもう夜中だった。

 そういえば、月に1回行く床屋さんで、寝なかった記憶が無い。

 どんな髪型にしてほしいかを伝えたら、すぐに寝ていた。



 今ではできない毎日を送っていた。

 トレーニングも仕事の準備も一生懸命にしていた。つたない仕事だったけれども、熱意はあった。

 熱意を持って過ごした20代の修行期間があったからこそ、今の50代の仕事は楽しめるのだろうと思う。

 20代の修行期間の仕事はきつかったけれども、意味はあったと思える。
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